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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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最終章『ふたりで…』
探偵と助手O/反撃の狼煙
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生きていけないんだ。」
「…。」
おっきーは何も喋らない。
そして差し伸べた手は
「…!」
ぱしっと簡単にはたかれてしまった。
「おっきー…?」
「いいよ。」
はたかれた手は握り返され、指と指が絡み合う。
「まーちゃんはまーちゃんらしくして。それが姫にとって一番嬉しいから。」
「お、おう…。」
「姫もごめんね。まーちゃんがあんまりにも落ち込んでたから、ついムキになっちゃったって言うか…あそこはやっぱり慰めてあげるべきだったよね?」
「…いや、いいよ。あそこで甘やかされようもんなら俺はもっと落ち込んでたろうし…。」
いつの間にか離されていた距離は縮み、寄り添いあって座る俺ら2人。
そして距離感の遠ざかりまくった呼び方も、いつもの"まーちゃん"に戻っていた。
「夢、叶えようね。」
「…当たり前だっつの。俺達は2人で引きこもって夢のような生活を送る。でもその前に…。」
その前に、
ひきこもる前に、あんなクソみてーな極悪組織がこの世に蔓延っていてはたまったもんじゃない。
「お高く止まったあのクソ野郎を潰しに行くぞ。」
「うん。」
あいつらが許せないとか
世界の平和がどーたらとかそんな正義感に満ちたものじゃない。
ただ葛城財団は、俺達の夢に邪魔な存在だ。
だから、あいつらは消えてもらう。
「行こう。多分あいつらの事だ。準備整ってるかもだ。」
1度敗れたからってそう簡単には諦めるもんか。
そういった考えはきっと、"あいつら"も同じだろう。
「まーちゃん。」
「なんだよ。」
立ち上がり、俺の顔をじっと見ておっきーは言う。
「かっこよくなったね。」
「どういう意味だよ?昔はブサイクだったってのか。」
「ううん違うよ。元からかっこよかったよ。でも、今は最初に会った時よりずっとかっこいい。」
「…あっそ。」
「色んな事を通して、色んな人と出会って、まーちゃんは変わったんだね。」
「馬鹿言うな。俺は相変わらず性格悪いゲス野郎だよ。」
?
それから、皆のいる場所に戻ると
「遅かったじゃないか。誠。」
新たに刀を新調した大和と武蔵が。
「お前それ…!」
「ああ、腕の立つ知り合いがいてな。急遽治してもらった。」
「さすがはエインヘリヤルってとこね。なんか今まで以上にしっくり来るかも!」
と、武蔵は刀を軽く振って鞘に収めた。
大和も紅く光る自分の刀を見上げ、その出来に頷いている。
それと
「院長先生から聞いたよ。あたしの香子が作戦の要になるってね。」
「式部パイセン…治ってる!!」
ポケットに手を突っ込み、どこかウズウズしてる葵。
そして後ろには紫式部の姿もあった。
正義にゼロ距離で爆破させら
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