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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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最終章『ふたりで…』
探偵と助手O/反撃の狼煙
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一番危ないんだぜ?
「油断しているところに奇襲をかける。そういうことね?」
真壁さんの問いに、俺はただ黙って頷く。
「そう、奇襲です。正面から突っ込んでバレては仕方がない。最初は少人数で奇襲をかけ、本部を覆っているらしい"見えない壁"を破壊します。そうしたら後はもう、こっちのもんです。」
「見えない壁のことは私が話そう。」
そう、本部の周囲は見えない壁で覆われているが、
それを知る者がこちらにはいる。
「ええ、お願いするわ子安さん。」
「原理はよく分からんが、本部を覆っているものは強固なバリアだ。生半可な宝具ではヒビひとつ入らないし、どんな魔術を通しても解除する術がない。」
外からは見えず、そして絶対防御を誇る壁。
子安さんの調べによればそれは魔術とも科学ともどちらとも言えない原理不明の何かによって出来たバリアだが、解除方法はあるらしい。
「地下深く。一部の者しか入れないがそこに制御装置がある。おそらくそこを叩けば見えない壁は解除されるハズだ。」
「それ以外に方法は?」
「宝具をブッパしてゴリ押しで壊す手もあるにはあるが、それでは破壊する前に気付かれ手痛い反撃を受けるだろう。主にあの疑似サーヴァントからな。」
「ということは、その見えない壁を突破する方法は一つと言う事ね。」
というわけで、最初に攻め込む奇襲部隊がやるべきことは、まずその見えない壁の制御装置を破壊すること。
しかし、そこでどうやっても立ちはだかる壁がある。
正義だが、とうに攻略法は見つかった。
「カンペキです。もう攻略の糸口は見つけました。後はもう作戦遂行するだけですよ。」
反撃の狼煙は今上がった。
そして作戦に加わってもらうメンバーも決まっている。
あいつらの事だ。
負けたことをいつまでも引きずってないで今ごろその牙を研いでいる事だろう。
「という訳で真壁さん、院長先生。俺"達"の準備は完了してます。」
「いや、終わってないぞ。」
自信満々に言い放ったが、そこで院長先生が待ったをかける。
「え、」
「戦の準備は整ったかもしれないが探偵さん、君には1つやり残してることがある。」
「な、なんすか…?」
「とぼけるな。これは君にしかできない事…いや、君じゃないといけない事だろう。」
椅子から立ち上がると院長先生は去り際に俺の肩にトンと手を置く。
「作戦準備は俺達がやっておく。だから行ってこい。彼女は以蔵と話をしてた所にいるぞ。」
そう言い、院長先生は去っていった。
「…。」
どうやらやるしかないみたいだ。
避けては通れない。
この作戦にいてもらわないと困るからだ。
いや、そうじゃない。
「…んじゃ、いってきます。」
やけになってあんな風に言っ
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