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猫も二十歳になると
第一章
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んですね」
「はい、ですから」
 それでとだ、獣医は妻にさらに話した。
「どうかこの子が鳴いても」
「そのことを受け入れてですね」
「これまで通り大事にしてあげてくれますか」
「わかりました」
 確かな声で頷いてだ、そうしてだった。
 妻はゴンタの診察が終わると彼を連れて家に帰って学校から帰って来た夫にそっくりな息子と会社から帰った夫に事情を話した、するとまずは息子が言った。
「何かって思ったら」
「ゴンタも歳だからね」
「二十歳ってな」
「そう、猫としてはね」
 実際にとだ、息子に話した。
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