帰ってきた鬼軍曹
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。でもよかった」
ハルトは、ラビットハウスの窓を見ながら言った。
まだ半月も経っていない、アマゾンの騒ぎの時に、ハルトが破壊した窓。
「街も、結構元気になってきてる。ちょっと、心配だったから。チノちゃんも」
「……そんなことないです。ショックは残ってます。私だって、体内にあの細胞入っていましたから、結構怖かったです。でも、」
「……でも?」
「ココアさんが、あの時ずっと一緒にいてくれたんです。ハルトさんたちも危ない目に遭ってたと思いますけど、ココアさんも、いつアマゾンになるか分からない私とずっと一緒にいたって、結構危険だったと思うんです。だから、そのココアさんに報いるためにも、少しでもいつも通りにいようって思ったんです」
「……そっか」
ハルトは頷いた。
「おーい、店員さん!」
ハルトは客席について、リゼに呼びかける。
すると、リゼは張り切って「はいただいま!」と駆け寄った。
「ご注文は?」
「うさぎで」
「非売品です」
リゼではなく、チノが頭に乗せているアンゴラウサギを強く抱えた。
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