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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
東・京・壊・滅
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「…。」
次に俺が目覚めたのは、空の下であった。
「なんだよ…これ…。」
起き上がって見てみれば、俺と同じように青空の下ベットに寝かされた怪我人が何十といる。
そして忙しなく動き回るナイチンゲール達。
どうして病院ではなく外なのか?
答えは簡単だ、病院はもうないからだ。
王を名乗る葛城恋により、壊されたからだ。
「目が覚めたようだな。」
「…!あんたは!」
声をかけられ、振り返るとそこにはオルタの方のアタランテが、
そう、三笠にいたあのアタランテさんだ。
「院長からの緊急呼出を受け、キャットと友に駆けつけてみればなんだこれは。一体何が起きた?」
「まぁなんと言いますか…派手にやられたと言いますか…。」
あの時のことがフラッシュバックする。
簡単にやられたみんな、
高笑いする代表。
そして、首を絞められたおっきー。
…そうだ。
「いって!?」
おっきーはどこだ?
そう思い立ち上がろうとした時、脇腹に激痛が走る。
見れば包帯が巻かれており、血が滲んでいた。
「自分のサーヴァントが心配なのは分かるが今は安静にしていた方がいい。お前、アバラが折れていたぞ。」
「やっぱり…そうでしたか…。」
にしてもマジでいてーな。
よく漫画とかで「くっ…アバラが何本かイカれた…!」なんて言いながら戦闘続行するやついるけどあれ無理だわ。
こんなクソいてーのに動けるかよ。
「そういやアタランテさん。街はどんな状況で?」
「一言で言おう。壊滅的だ。」
気絶している間、各地から駆けつけてきたサーヴァントやマスターにより急いで復旧作業はしているが何も間に合っていないとのこと。
「医療設備も道具も何もかもが足りない。我々三笠のメンバーやオーシャンビヨンドも全力を尽くしているがだめだ。」
「マジかよ…。」
絶望的な状況に、どうしていいか分からなくなる。
「どこへ行く?」
「ちょっと散歩です。」
「早めに戻れ。でないと私がナイチンゲール達に怒られるからな。」
ベッドからゆっくりと立ち上がり、俺はその惨状を目の当たりにする。
苦しむ者、そもそもベッドが足りず寝られない者
治療が間に合わず、応急処置だけ施された者など、ひどいものだった。
「探偵さん。」
「あ?」
聞き覚えのある声がした。
そこにいたのは北斎と舞だが
「なんだよ、ピンピンしてるじゃん。」
あれだけ弱っていた北斎は普通に立ってるし、顔を重点的にやられた舞も、いつも通りであった。
「ごっほ殿に霊基を修復してもらってナ。ついでにマイの顔も。」
「でも、派手にやられちゃったね。」
はははと笑い混じりに言うが、笑い事じゃねーんだよ。
まぁ最も、1番悔しい思
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