第百二十四話 肥後の戦その十三
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
としても勝ちましょうぞ」
「だから三千の兵は皆一騎当千の者ばかりじゃ」
薩摩隼人の中でそうした者達を引き連れていくというのだ。
「猛者の中からな」
「さらに猛者を選ぶ」
「猛者の中の猛者を」
「それが三千の兵ですか」
「そうじゃ、それでこちらの有利な場所で戦い」
そしてというのだ。
「勝つぞ」
「はい、それでは」
「すぐに出陣しましょうぞ」
「猛者の中の猛者達と共に」
「その様にな」
義久はここに出陣を命じた、そうしてだった。
弟達と島津家の中でも猛者を選んで出陣した、今ここに島津家と龍造寺家の雌雄を決する戦の幕が開けた。
第百二十四話 完
2020・12・1
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ