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戦国異伝供書
第百二十四話 肥後の戦その十三
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としても勝ちましょうぞ」
「だから三千の兵は皆一騎当千の者ばかりじゃ」
 薩摩隼人の中でそうした者達を引き連れていくというのだ。
「猛者の中からな」
「さらに猛者を選ぶ」
「猛者の中の猛者を」
「それが三千の兵ですか」
「そうじゃ、それでこちらの有利な場所で戦い」
 そしてというのだ。
「勝つぞ」
「はい、それでは」
「すぐに出陣しましょうぞ」
「猛者の中の猛者達と共に」
「その様にな」
 義久はここに出陣を命じた、そうしてだった。
 弟達と島津家の中でも猛者を選んで出陣した、今ここに島津家と龍造寺家の雌雄を決する戦の幕が開けた。


第百二十四話   完


               2020・12・1
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