『Rain day』
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やまぬ雨に苛立っても仕方の無いこと。
思い出したくないことばかりが渦巻く。
未だ未練がましく貴女を想うこと赦して。
貴女の背中を抱き締め風切ったあの瞬間。
雨上がりで洗われた山の空気が美味しかった。
貴女の靡く髪と流れる山の色彩が美しかった。
思い出したくないことじゃないの。
思い出す必要ない位此処に在るの。
楽しかったって笑ってたって片隅に常に在るの。
現実世界を生きてたって貴女は今此処に在るの。
ずっと、あの頃から変わらずに此処に在るの。
恐ろしい位、未だに変わらずに此処に在るの。
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