新しい参加者は宇宙人
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はバングレイを睨む。
「どうしてそんなものまで参加するんだ?」
「ああ? お前には関係ねえだろ?」
『うぷぷ。それが関係あるんだよなあ』
それは、モノクマが代わりに発言した。
『この人、ウィザード。あと、立花響。二人とも、この聖杯戦争の参加者なんだよ』
「ああん?」
バングレイは、その鎌をウィザードに向けた。
「ってことはアレか? てめえらもいずれは狩ることになる。そういうことだな?」
『ピンポンピンポン!』
モノクマがオーバーに言った。
『その通り! 君の願いを叶えるためには、そこのウィザードと、さっき戦ったランサー、立花響と、上空のキャスター、……』
「お前も、マスターに……」
モノクマの言葉に、ウィザードが割り込んだ。
バングレイは肩を震わし、
「そういうこった。ちぃっとばかり新しい巨獣を狩りに来たのに、なかなか面白そうなイベントをやっていたからな」
バングレイはウィザードの肩に手を置いた。
「つうわけで、色々これからよろしくな? 先輩?」
「何が先輩だよ……」
「がっはははは!」
バングレイは、大笑いしながらウィザードに背を向ける。
「おい! 話はまだ……」
「はっ!」
近寄ろうとするウィザードへ、バングレイはその鎌を振るった。
ウィザードはソードガンで受け止めるが、すぐにバングレイは鎌を離す。
「そうそう慌てなさんなって。オレはこれからお前たちと何度も戦うんだろ? だったらじっくり楽しませてくれや。今日は腹も減ったし、腹ごしらえもしてえしな」
バングレイは次に、生身でフラフラの響を、そして上空のキャスターに睨みをきかせる。
「お前らも、これからよろしくな! ベルセルクの剣は、次の機会にゆっくりと狩らせてもらうとするぜ! ……おい、モノクマ」
『何?』
「聖杯戦争っつうの? もう少し詳しい説明でも聞こうか? そうだな……これまで何があったのかくらいは聞いてもいいよな?」
『うぷぷ。いいねえ。君みたいな積極的な参加者は、僕好きだよ?』
「うっし。決まりだ。んじゃ、オレの宇宙船に来い」
すると、博物館の上空の宇宙船が動き出した。それはバングレイの頭上に来ると、その下層部を光らせる。
まさに、宇宙人がUFOに搭乗するシーン。モノクマを肩に乗せたバングレイが、徐々に浮かび上がっていく。
「それじゃあな、ウィザード。また遊ぼうぜ!」
バングレイたちが宇宙船にその姿を消し、宇宙船はどこかへ飛び去って行った。
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