NO.015 エルフ達と思わぬ出会い
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イズクとリムルの二人はロングソードを作ってくれたお礼にカイジン等に夜のお店に招待されていた。
ちなみにゴブタは一人お留守番をされていていたので悔しそうな顔をしていたのをイズクは少しの罪悪感を感じていたり。
場所は『夜の蝶』というエルフ達が働いているというお店らしい。
それを聞いてイズクはふと思った。
まだ男性であるリムルは分かるがもう生前の生涯を女として過ごしてきた自分は場違いではないのかという疑問。
そんな感じの事をリムルに相談してみたが、
「まぁ、大丈夫じゃね? 薄っすらとでも男の時だった意識が少しでも残っていれば楽しめるだろ」
「そんなものかなー……僕、一応これでも子供を産んだこともあるんだよ?」
「マ ジ でぇ!?それってやっぱ相手は男だったのか!?」
「う、うん……」
「それって精神的BL体験……いや、でも……それってどうなんだろう……?」
それでリムルはぶつぶつと悶々とした事を考えていたが、イズクは生前に言われ慣れた内容だったのですぐに受け流していた。
そんなリムルをよそにお店に到着したのか先を歩いていたカイジンが先導して、
「それじゃリムルの旦那にイズクの嬢ちゃん、せめてものお礼として楽しんでいってくれ」
お店の扉を開く。
すると中から色とりどりの響きがいい女性の声で「いらっしゃいませー!!」と案内された。
すこにはおとぎ話で有名なエルフ達の姿があり、リムルもさっきまでの悶々とした感情もすぐに放棄したのか気分よく案内されていた。
「うわー! カワイイ!!」
「私が先よぅ!!」
と速攻で、リムルはエルフの人達にあれよあれよという間に代わり代わりに持たれてお互いに感触を楽しんでいた。
もう、リムルの脳内はお花畑が咲いている事だろうなと遠巻きに見ていたイズクは思っていた。
「あれ? 獣人のお嬢ちゃんはまだもしかして未成年? それじゃジュースを用意するね!」
少し丸い顔をした茶色い髪のボブカットのエルフの子がイズクを接待してくれていて、イズク本人は生前を含めれば三桁はくだらない年齢だが、まだこの世界に生れ落ちてから一年も経過していないために未成年には変わらないのだからおとなしくジュースを預かる事になった。
それとイズクはふと思った。
他のエルフの子はリムルに夢中なのに、このエルフの人はどうして自分に良くしてくれるのだろうと……。
リムルとカイジンがなにやら大人の会話をしだしそうになっているのをよそに、イズクはジュースを飲みながらも、
「あの、お姉さんはあっちはいいんですか?」
「え? うん。私はなんかどうしてかあなたの方がつい気になっちゃって、ね」
それで少し悩んでいるような顔をするエルフの子。
イズクはそれで「そっか」と相槌を打ってい
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