暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第75話 空の危険区域、ベジタブルスカイに向かって駆けあがれ!
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ッセー君と共にグルメ界に行きたいです。お願い、イッセー君……」
「……分かりました。でも無理はしないでくださいね」
祐斗と朱乃さんの覚悟を見て俺は二人にも呼吸法を教えた。それから40分ほどかけて3人は何とか俺のような呼吸の仕方が出来るようになった。
その際に結界が壊れないよう維持するためにリアスさんとルフェイが限界まで魔力を消耗してくれた。二人が頑張ってくれなかったらこんな危ない場所で訓練は出来なかったから感謝しても足りないくらいだ。
当然俺と比べればまだ荒いがそこは悪魔の身体能力でフォローすることでカバーできたようだ。
(しかしいくら悪魔の体が人間より強いとはいえ、まだ3人はグルメ細胞を得てからそんなに時間はたっていないのにこの呼吸法を不完全ながら会得するとは……)
コカビエルもそうだったが人間よりも悪魔などの方がグルメ細胞と適合しやすいのかもしれないな。これは今後も研究していく必要がある。
だが今はこの積乱雲を抜けてベジタブルスカイに向かう方が先決だ。だが朱乃さんも祐斗もかなり体力を消耗してしまった。もう二人に雷を防いでもらうのは危険だな。
「うん?あれは……」
その時だった。乱気流が吹き溢れるこの場所に巨大な鳥が現れたんだ。
「あれは『ライトニングフェニックス』!?雷雲の中に住むと言われている伝説の雷鳥だ!しかも前にココ兄が捕獲してきた子供と違い大人のライトニングフェニックスだ!」
そう、俺達の目の前に現れたのはライトニングフェニックスだったんだ。
「こいつは運がいいぞ!ライトニングフェニックスの羽は雷を弾くと言われている、いくつか羽根を貰って雷の防御に使おう」
「でもあんな大きな鳥にちょっかい出して大丈夫なのかしら?」
俺はライトニングフェニックスから羽根を貰おうとしたがリアスさんの言葉に確かに……と思った。もし羽根を抜かれたライトニングフェニックスが怒って襲ってきたらかなりマズイ。なにせ大人のライトニングフェニックスは捕獲レベルが75もあるからな。
「そうだ、ギャー君が時を止めて羽根を取ればいいと思います」
「確かに時間が止まっていればライトニングフェニックスも気が付かないかもしれないな」
「ええッ!?ぼ、僕の神器を使うんですかぁ!?」
小猫ちゃんはギャスパーの神器を使ってライトニングフェニックスの動きを止めてその間に羽根を取れば良いと話す、それに対して俺は頷き同意する。
だがギャスパーは不安そうに答えた。
「危険ですよ!だって僕は神器をコントロールできないんですから!」
「それは前までの話だろう?お前はさっき今までコントロールできなかったスタンドを僅かながらと
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