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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第75話 空の危険区域、ベジタブルスカイに向かって駆けあがれ!
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をリアスさん達の入り結界に送り届けた。
「後は朱乃さんだけだ!」
俺は今も雷を引き寄せてくれている朱乃さんの元に急いで向かった。彼女のお蔭で安全に皆を助けることが出来た。彼女は自身が言ったことを懸命に果たそうとしてくれたんだ。
「今行きますよ、朱乃さん!」
俺はそんな彼女に感謝しながら朱乃さんの元に向かう。そして祐斗から譲り受けた魔剣を勢いを付けて投げた。
「うおおおおッ!!」
俺の投げた魔剣に向かって雷が引き寄せられていく。その隙に俺は朱乃さんを救出した。
「朱乃さん、無事ですか!?返事をしてください!」
「だ、大丈夫ですわ……」
「朱乃さんが頑張ってくれたおかげで被害は出ていません!貴方のお蔭です!」
「良かった……わたくしは約束を守れたのですね……」
「ええ、惚れなおしましたよ」
朱乃さんはかなり体力を消耗したらしく弱弱しい声を上げた。こんなになるまで頑張るなんて……
「ふふっ、なら頑張った甲斐があったかしら……」
「まったく貴方って人は……」
だが朱乃さんはペロッと舌を出してほほ笑んだ。恐らく俺を気遣ってそうしてくれたのだろう。
「さあ皆の元に行きましょう、ここからは俺が頑張る番です!」
「ええ、行きましょう」
俺は朱乃さんを連れて皆の元に向かった。
「朱乃!?怪我はない?どこも以上ないわよね?」
「大丈夫ですわ、リアス。かなり疲れたけど怪我はしていません」
皆の元に戻るとリアスさんが朱乃さんに駆け寄って安否を確認した。それに対して朱乃さんは大丈夫だと笑顔で返す。
「これで皆を救出できたがここからどうするか……」
「イッセー先輩、先輩はこの乱気流の中でも呼吸をできるようになったんですよね?」
「ああ、俺はこの環境に適応することが出来た」
「ならその呼吸法を私にも教えてくれませんか?そうすれば私は足手まといにはなりませんから」
「なるほど、グルメ細胞を持つ小猫ちゃんなら出来るかもしれないな」
呼吸がしっかり出来れば悪魔の小猫ちゃんなら乱気流にも耐えられるかもしれないな。
「なら僕も教えてくれないかい。グルメ細胞は僕も持っているから出来るかもしれない」
「わたくしもお願いできますか?」
「でも二人はかなり消耗している。無理はしない方が……」
祐斗と朱乃さんも俺にこの環境に適応するための呼吸法を聞いてきた。だが二人は雷を防ぐために神器や魔法を使って体力・精神力と共に消耗している。無理をしないようにと俺は言うが……
「いや、君にばかり頼っていたら駄目だ。僕もグルメ界に行くために環境に適応できるようにならないと」
「わたくしもイ
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