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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第75話 空の危険区域、ベジタブルスカイに向かって駆けあがれ!
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たくなかったが、今は緊急事態だ!)
拘りを捨てて兎に角皆を救出することを優先した俺は、一番近くにいたリアスさんと小猫ちゃんをまず助け出した。
「イッセー!?助けに来てくれたのね!」
「遅くなってしまって申し訳ないです、リアスさん。でももう大丈夫!俺が皆を助けます!」
「イッセー先輩!絶対に先輩が助けてくれるって信じていました!」
「ごめんな、小猫ちゃん。助けるのが遅くなっちまった」
「そんなことはありません!先輩はやっぱり私のヒーローです!」
「小猫ちゃんにそう言って貰えて嬉しいぜ!」
俺は二人をスカイプラントに下ろした。そして赤龍帝の贈り物でリアスさんの張った結界を強化する。そして意識が朦朧としていたアーシア、ギャスパー、ティナを結界内に下ろした。
「俺は他の皆を助けてきます。二人はこの結界の中にいてアーシア達を守ってください」
「お願いね、イッセー」
俺は結界から出て次にゼノヴィアとイリナを救出しに向かった。ゼノヴィアがカバーできなかった雷が二人に当たる前に俺は雷を打ち消した。
「二人とも、無事か!?」
「イッセー君!来てくれたんだ!嬉しいよ!」
「済まない、イッセー……手間をかけさせてしまって……」
「謝るなよ、ゼノヴィア。お前らが諦めないでいるのを見たから俺も頑張れたんだ。俺の方こそ睡魔なかった、そして頑張ってくれてありがとうな」
「イッセー……」
イリナは俺に抱き着いてきたが、ゼノヴィアは申し訳なさそうに謝ってきた。でも俺は皆の頑張っている姿を見て諦めずにこの環境に適応するための呼吸法を見つけられたと彼女に礼を言った。
「君はズルいよ……そんな風に言われたら私も……」
「ゼノヴィア……?」
「……いや何でもない。残りの皆も助けてやってくれ」
「応ッ!」
二人をリアスさんのいる場所に送ると今度はルフェイを救出した。
「ルフェイ、大丈夫か!?」
「し、師匠……来てくれたんですね……」
「ああ。お前のマホカンタのお蔭で助かった。ありがとうな」
「えへへ……お役に立てたのなら良かったです……」
魔力を大きく消耗したせいで疲れているルフェイをそっと抱きしめた。本当にこの子は俺にはもったいないほど良い弟子だ。
そして今度は祐斗を助けに向かった。朱乃さんは雷を引き付けているため祐斗に雷を吸収する魔剣を借りないといけないな。
「祐斗、朱乃さんの負担を減らしてくれてありがとうな。もう大丈夫だ」
「イッセー君、この魔剣を使って……これで朱乃先輩を助けてあげて……」
「ああ、後は俺に任せろ!」
いくつもの魔剣を生み出して祐斗も消耗してしまったようだ。俺は祐斗から魔剣を譲り受けると彼
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