暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第75話 空の危険区域、ベジタブルスカイに向かって駆けあがれ!
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ているので光の問題は無いだろう。因みにマスクには声を大きくする機能もあるので音が聞こえずらい場所でも会話もできるぞ。


「雷って……あんな凶暴そうなエアゴリラ達が真っ黒こげにされているんだけど……」
「あんなものに直撃したら命はなさそうだね」


 ティナの視線の先には強風で飛ばされたエアゴリラ達が落雷で焼かれているのが見えた。それを見た祐斗は直撃すれば命は無いと言うがその通りだろう。


「イッセー君、わたくしが雷を感知して防ぎますわ」
「おおっ!助かります、朱乃さん」


 朱乃さんに雷の対策のしてもらうことになった。でもまだ風が心配だな。


「ルフェイ、風を防げるアイテムはないか?」
「ごめんなさい、師匠。流石に風をさえぎるアイテムは用意できなくて……」
「僕が風を吸収する魔剣で強風を押さえるよ。完全に防ぐことは難しいけど……」
「何も対策しないより全然良いさ。ありがとうな、祐斗」

 
 風の対策は祐斗の魔剣に頼ることにした。だがそれでもアーシアやギャスパー、ティナは厳しいだろう。


「よし、ここからはアーシアとギャスパーに加えてティナも俺が担いでいく」


 一般人であるティナにとってこの先はかなり危険だ。俺が担いでいった方がまだ安全だろう。


「でも三人も担いでいくのはキツくないかい?」
「問題ないさ。三人とも軽いからな。ただアーシアかギャスパーが前に来てもらう事になるが……」


 流石に三人は背中に乗せられないから体の小さいアーシアかギャスパーを抱っこしていく必要があるな。あとティナは駄目だ、大人の女性だから絵的にもアレだし何より小猫ちゃん達に怒られてしまう。


「じゃあ僕が前に行っても良いですか?僕の方がアーシア先輩より小さいですし……」
「よし、じゃあそうしよう」


 俺はアーシアとティナを背中におんぶしてギャスパーを抱っこする。そして頑丈な紐で体を固定した。そしてクルッポーとユンを魔法で異空間に保護して俺は空を見上げた。


「皆、覚悟はできたか?」
「ええ、いつでも行けるわ!」
「なら積乱雲に向かうぞ!」


 俺達はリアスさんの合図と共に積乱雲に向かって登り始めた。すると早速自然の驚異が俺達に襲い掛かってきた。


「皆、ダウンバーストが来るぞ!」


 俺達に向かって放たれた圧倒的な冷気が辺りを凍てつかせていく。大体マイナス50℃くらいか、アイスヘルの冷風並みの威力だな!


「ぐううっ……!なんて凄い冷気だ!」
「こ、凍っちゃいます……!」


 かつてアイスヘルで体験した地獄を思い出すかのようにゼノヴィアと小猫ちゃんが苦痛の声を上げる。俺以外にはルフェイにフバーハをかけてもらっているとはい
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