第123話
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すがに規模は違うけどね。」
「メンフィル帝国がそのような理想を掲げているからこそ、ベルフェゴールさん以外のリィンさんと”契約”している異種族の方々がベルフェゴールさんの独断を”黙認”したのかもしれませんね。」
「確かにメンフィル帝国に所属しているリィンと”契約”するという事はメンフィル帝国が掲げている”理想”にも同意しているという事にもなりますから、その可能性も考えられますね……」
ある事に気づいて呟いたミリアムの疑問に頷いたラウラは静かな表情で呟き、二人の話を聞いたオリヴァルト皇子は苦笑し、セドリックは静かな表情である推測を口にし、セドリックの推測に同意したミュラーは考え込んだ。
「その、シャロン……ベルフェゴールの件は本当によかったの?」
「はい。ただ、敢えて言うとすればお嬢様には申し訳ないことをしてしまった事ですわ。」
複雑そうな表情を浮かべたアリサに訊ねられたシャロンは頷いた後申し訳なさそうな表情を浮かべた。
「へ……何でそこで私に申し訳ないって思うのよ。」
「それは勿論、お嬢様のメイドであるわたくしがお嬢様の”初恋”にして将来のお相手でもあられるリィン様とお嬢様を差し置いて先に結ばれてしまったからですわ♪」
「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!シャロンッ!!」
アリサの質問に対して申し訳なさそう表情から、からかいの表情へと変えたシャロンの言葉にその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中顔を真っ赤にしたアリサは声を上げてシャロンを睨んだ。
「ふふっ、ですがご安心を。ちゃんとリィン様にはわたくしの純潔を奪った”責任”を取ってもらう為に”お嬢様と共にわたくしをリィン様に貰って頂く事”を書いた手紙が届く手配をしておきましたので♪」
「って、何とんでもない事を私に話も通さずに、しかも”セット販売”をするような感覚でしているのよ――――――ッ!!??」
シャロンが口にした更なるとんでもない事実を知ったアリサは顔を真っ赤にした状態で大声を上げ、その様子を見ていたその場にいる全員は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「くっ………よく考えてみればそうじゃないか……!まさかあのシャロンさんとまでうらやまけしからん事をしたなんて、リィン君、君のそのハーレム体質はどこまで進化し続けるんだい!?」
「全くもってその通りだぜ……つーか、冗談抜きで後何人ハーレム要員を増やすつもりなんだよ、あの超肉食シスコンリア充剣士はッ!!」
「”無限”の間違いじゃないの?」
「あ、あはは…………」
我に返ったアンゼリカとクロウはそれぞれ悔しそうな表情で声を上げ、クロウの言葉に対してフィーはジト目で指摘し、アンゼリカ達の様子を見たトワは苦笑した。
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