第一幕その一
[2]次話
ドリトル先生と不思議な蛸
第一幕 蛸料理
ドリトル先生は今は皆と一緒にお家でたこ焼きを食べています、王子がその中で先生に言いました。
「この関西じゃたこ焼き多いよね」
「大阪名物だね」
先生は王子に笑顔で答えました。
「まさにね」
「そうだよね」
「それでこの神戸でもね」
「よく食べるよね」
「神戸には明石焼きもあるしね」
「あれも美味しいよね」
王子は明石焼きと聞いて笑顔で返しました。
「たこ焼きだけれどね」
「おつゆに漬けていてね」
「あれはあれで美味しいね」
「そうだよね」
「僕はあちらも好きだよ」
明石焼きもというのです。
「そちらもね」
「そうだよね」
「そしてたこ焼きも好きでね」
「結構食べてるね」
「そうだよ」
「日本に来てからね」
「日本は蛸を普通に食べる国だからね」
それでというのです。
「僕もね」
「よく食べているんだね」
「たこ焼きも好きだけれど」
それでだけでなくというのです。
「お刺身も唐揚げもね」
「好きだね」
「酢のものにしても蛸わさびも好きだし」
こうしたお料理もというのです。
「今は蛸料理を色々と食べているよ」
「そうなったね」
「イギリスでは蛸を食べるなんて」
先生の祖国ではです。
「考えられないけれどね」
「烏賊にしてもね」
「日本では烏賊も普通に食べるけれど」
それがというのです。
「イギリスではね」
「やっぱり食べないね」
「英吉利の食文化は色々言われているけれど」
「特にシーフードが弱いかな」
「蛸も烏賊も食べられること自体知らない人がいるよ」
そうだというのです。
「本当にね」
「それは日本にいたら信じられないね」
「逆にね」
「僕にしてもそうだしね」
王子は爪楊枝にたこ焼きを刺してお口の中に入れて食べながら言いました。
「イギリスにいたらね」
「蛸や烏賊を食べられるなんて」
「思いも寄らなかったよ」
「そうだったね」
「それがだから」
「今こうして普通に食べていて」
「そんな自分にも驚いているよ」
こう言うのでした。
「本当にね」
「蛸を食べる自分に」
「そうなっているよ」
「僕もだよ」
先生もというのです。
「そのことはね」
「そうだよね」
「外見はイギリス人から見たら」
蛸や烏賊のそれはです。
「もうとんでもなくね」
「気持ち悪いものだね」
「お化けみたいなね」
そうしたというのです。
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