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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
人間-ころせぬもの-
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ちゃん…それって…。」
「ち、違うのよ!?わたしがシたいとかそういう意味合いじゃなくてですね!!そう!仕方なく!仕方なーく大和くんに付き合ってあげるだけ!別に気持ちよかったからまたシたいとか!恋人同士だから肌を重ね合わせて大和くんの温もりを感じたいとか!決して!そんなんじゃ!ありませんから!!」
と、余計なことを口走りつつ武蔵ちゃんは念を押して言った。
顔を赤くし必死に言い訳する彼女は、いつもと違ってとても可愛く見えた。
「な、何ニヤついてんの!」
「いやごめん…つい。」
可愛いなんて言ったら怒られそうだし次の稽古も厳しくされそうだからやめておく。
で、そうやって二人で静かになった森で楽しくイチャついていた時だ。
「おうおう、お熱いねぇお二人さん。」
「…?」
木の影から何者かが現れる。
1人だけじゃない。2人、3人…
続々と現れ、数は10人以上にもなった。
「誰…?」
嫌な予感がし、刀に手をかけると武蔵ちゃんは問答無用で刀を抜く
「なぁに、命までは取らないさ。ただ俺達は人探しをしていてね。」
皆同じような白を基調とした迷彩服に、手にはマシンガンらしきもの。
ニヤけた顔にこの雰囲気、ただものじゃない。
「人探し?」
「そう、あんたのような強いやつを探してんのさ。サーヴァント、って言うのかい?」
指さした先には武蔵ちゃん。
それにコイツらは…サーヴァントを知っている…?
「へぇ…話だけは聞きましょうか?」
怪しい雰囲気満載だが、武蔵ちゃんは臆することなく彼らと対話を試みる。
強いやつをさがしてる。そう言ってはいたがどういう目的なのだろうか。
「なに、カンタンな事さ。アンタが俺達の本部まで来てくれさえすりゃいい。んで、マスターのお前は俺達にサーヴァントの所有権を渡せば済む。ほら、カンタンな話だろ?」
「大和くん…。」
「ああ…。」
さも当たり前のことのように言っているが、
要はこいつら、人のサーヴァントが欲しいだけじゃないだろうか?
「サーヴァントを渡してくれさえすりゃ、俺達は何もしない。それに見返りとして多額の報酬金も出す。ほら、コレだ。」
そういい、話していた男が隣りの部下らしき隊員を顎で使い、部下は俺達に向かってアタッシューケースを投げた。
「こんな世の中だ。金は何かと必要だろ?ほら、お前がそれを取れば契約成立だ。賢いやつはみんなそうして来たぜ?後は…分かるよな。」
「ああ、分かるとも。」
こいつらは、だめだ。
「お前達がただの悪党ってことはな!!」
鞘ごと振り抜き、そのままメイスを振り下ろして地面に投げ捨てられたアタッシューケースを粉砕する。
「なっ…!」
「こいつ…!!」
衝撃で舞い上
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