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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
人間-ころせぬもの-
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! 」
トリガーを引けば、電撃が迸り弾丸が放たれる。
真っ赤な弾丸はあれだけ苦戦した翅刃虫を次々と落としていった。
そして流れ弾は
「こんなの避けろって無理な話だけど、私にはなんの問題もなし!!」
防ぐ。
武蔵ちゃんは刀で弾き、またはアクロバティックな動きで避け見事にかわしていく。
やがて銃声が何十発も森の中で響き、約十分。
「…終わった…?」
「みたいね。」
銃口から立ち上る紫煙。
熱くなった銃身。
狙うものが無くなり、静寂に包まれる森、
そう、
翅刃虫は一匹もいなくなった。
「とりあえず、一安心かな。」
「にしてもやるじゃない!大和くん!」
「え」
敵がいなくなったことを確認し、武器をしまうと武蔵ちゃんが腕を組んでくる。
「まさか今度は銃を生み出すなんてね!私はてっきり火炎放射器とかそんなんでなんとかするのかと思ったけど!」
「さ、さすがにそれはしないよ。でもいいのかなーって。」
「何が?」
俺が最初に生み出したのは刀。そして次にメイス。
自分の中にある、カッコイイなと思ったものを無意識に選択していった結果だがショットガンは…
「銃だけどいいのだろうかってさ。」
「別にいいんじゃない?」
お師匠様は寛大でした。
「生き残るためだったら何したっていいじゃない。それこそズルは必要よ?」
「生き残るためなら…か。」
第3の武器となったショットガンを眺める。
木々の合間から差す日の光に反射し、黒光りする銃身。
こうして刀、メイス、そして銃と3種類の武器が揃ったわけだ。
どこかしら満足感みたいな物も感じてたりする。
「ところでさ、大和くん。」
「?」
落ち着いたところで、武蔵ちゃんは唐突に話しかけてきた。
「昨日は…どうだった?」
「!?」
予想外のことを聞かれ銃を落としそうになるも、なんとか掴む。
昨日のこととは、つまり
「え、魔力…供給のこと、だよね?」
「…。」
黙ったまま、こくりと頷いた。
昨夜の事を忘れたいかのように稽古に付き合ってたけど、実の所彼女自身はどう思っているのか、
「それは…良かったと言うか…初めてが武蔵ちゃんで幸せ者だなぁって思えたし…それに気持ちよかったよ!ホント!」
出任せに俺は何を言ってるんだろうか。
「そう…なのね。」
「あ、あぁ、うん。」
ほら引かれた。
と思ったが、この後も武蔵ちゃんは言葉を続け
「その…またシたいとか思ったら、遠慮なく言ってよね?」
「え?」
また、予想もしないことを言う。
「大和くんの行き場の無い性欲を発散させてあげるのも、サーヴァントであり師匠である私の役目かなーって思ってさ。」
「む、武蔵
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