第1試合
【第1試合】 VSグレート・ザ・屍豪鬼(3)
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き! 闘う女は美しい! 闘った女は、なお美しい!」
興奮したアナウンサーと中野さんの声に呼応するように、観客席が一斉に沸き立った。
“うおおおおおおッ! 勝った! マジで勝利! 純潔乙女正義超人、キン肉マンルージュの大勝利だあああッ!”
“天使光臨! 天使超人! 俺は今日、天使に出会った!”
“ルージュちゃん、言っちゃって! あの台詞、今こそ言っちゃって!”
観客に促され、キン肉マンルージュは立ち上がろうとする。しかし、もう全身に力が入らない。
キン肉マンルージュはコーナーポストを背にして座り込んだまま、手でハートを作ってウィンクする。
「へのつっぱりはご遠慮願いマッスル! マッスル守護天使、キン肉マンルージュ!」
“うおおおおおおおおおおおおおおぉッ!!”
観客席は興奮しきった歓声で、溢れかえる。見事に悪行超人を退けた、正義の少女超人の偉業を、観客達は声と拍手で称えた。
「ルージュ様ぁ! キン肉マンルージュ様ぁぁぁぁぁ!」
ミーノは見事なジャンプでリングに飛び入り、鋭いタックルでキン肉マンルージュに抱きついた。
「ありがとうですぅ! ありがとうなのですぅ! ありがとうなのなのなのですぅぅぅぅぅッ!!」
ミーノはぎゅうぎゅうぎゅううと、容赦なくキン肉マンルージュを抱きしめる。嬉しすぎて興奮しきっているミーノは、我を忘れてキン肉マンルージュを抱きしめ続ける。
「く、苦しい……でも、ありがとね、ミーノちゃん。わたしも嬉しいよ……でも……苦しいよ……」
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