第1試合
【第1試合】 VSグレート・ザ・屍豪鬼(3)
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ジュ様、あなたにも使えるのですぅ! あなたはキン肉マン様の力を受け継いでいるのですぅ! それに……それに! あなたは身の心も、立派な正義超人ですぅ! だから……だから! 絶対に使えますぅ! だって、あなたは……」
ミーノは涙を流しながら、キン肉マンルージュに叫び上げる。
「あなたは! マッスル守護天使、キン肉マンルージュなのですぅーーーーーーッ!!」
“どくん”
ミーノの言葉を受けたキン肉マンルージュは、胸に熱いものを感じた。
熱い……ひどく熱い……熱い何かが、全身を駆け巡り、キン肉マンルージュを燃やしていく。
「熱い……熱いよぉ……燃えてる……まるでわたしの全部の細胞が、ごうごうと燃え盛っているみたい……」
キン肉マンルージュは燃える身体の中に、無尽蔵なエネルギーが存在していることに気がつく。まるで身体の中で、太陽が燃え盛っているようである。
「わたしは……わたしは……わたしはぁぁぁーーーーーーッ!!」
突然、キン肉マンルージュの身体が、慈愛の光マッスルアフェクションで包まれた。そしてマッスルアフェクションは、キン肉マンルージュの額へと集まりだした。
「あああッ! あ、あれは! ですぅ!」
ミーノは泣きながら、キン肉マンルージュの額に現れた文字に感激した。
キン肉マンルージュの額には、真っ赤な字で“肉”と刻まれている。
「へのつっぱりはご遠慮願いマッスル! マッスル守護天使、キン肉マンルージュ!」
キン肉マンルージュの頭上には、赤いエンジェルリングが浮かび、光り輝いている。そして背中には、透き通った赤色の翼が、1枚生えている。
キン肉マンルージュの全身が、マッスルアフェクションに薄く包まれている。そして、ほのかに赤く輝いている。
その姿は神秘的で、まるで本物の天使を見ているようである。まさにマッスル守護天使、キン肉マンルージュである。
復活を遂げたキン肉マンルージュに向かって、ミーノは叫んだ。
「使えました……使えましたですぅ! 伝説の神秘の力、火事場のクソ力ですぅ!」
全身に力がみなぎっているキン肉マンルージュは、腹筋で上体を起こし、膝をホールドしている骨を手刀で叩き折った。
「ぐぎゃあああッ! な、なんじゃとおぉぉぉ!」
突然のことに混乱するアシュラマン・ザ・屍豪鬼は、何もできないでいる。
キン肉マンルージュは阿修羅稲綱落としから脱出し、宙でアシュラマン・ザ・屍豪鬼を担ぎ上げた。そして、更なる上空へとアシュラマン・ザ・屍豪鬼を投げ飛ばした。
上空へ上がっていくアシュラマン・ザ・屍豪鬼と同じ速度で、キン肉マンルージュも上がっていく。そして、キン肉マンルージュはアシュラマン・ザ・屍豪鬼の3本の腕を三つ編みにし、1本の腕
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