第六百一話 朝ご飯はその四
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「乳酸もね」
「プリン体だな」
「それも結構だから」
それでというのだ。
「確実にね」
「身体壊すな」
「太り過ぎに」
「実際に太ってるしな」
ネロ=ウルフといえば肥満体型である、美食家で身体を動かさないタイプなのでそれは当然のことである。
「あの人も」
「しかもアルコール中毒でね」
「それだけ飲むとな」
「しかもビールだから」
「昔のな」
「もうね」
それこそというのだ。
「痛風にね」
「なっているな」
「今は完治するけれど」
このことは糖尿病も同じだ。
「けれどね」
「それでもな」
「昔だから」
「完治もしなくてな」
「もう絶対にね」
「痛風で苦しんでいたか」
「そうだったでしょうね」
「俺もそれはわかるな」
もっと言えばこの二人でもだ。
「あの人の食生活はな」
「滅茶苦茶身体に悪いわ」
「ビールだけじゃないからな」
「美食家で」
「トリュフも食ってるな」
「キャビアもね」
「他の美味いものもな」
「身体も動かさないのよ」
「助手をこき使ってな」
その人使いの荒さも有名である。
「だから」
「確実に痛風か」
「もう足がね」
親指の付け根がだ。
「物凄くね」
「痛いか」
「そこからはじまって」
「何か痛風ってな」
「そう、人と肩が触れたり」
ジャッキーはこのことから話した。
「そよ風が身体に当たって」
「そういうのだけでだよな」
「無茶苦茶痛いそうよ」
「だから痛風か」
「風が当たってね」
それだけでというのだ。
「痛いから」
「それでか」
「もうそれには昔はね」
「ビールだな」
「これが一番だったから」
それでだったのだ、実際に。
「あの人もね」
「痛風だな」
「絶対にそうね」
「だから外に出ないか」
「ほぼ引き籠りよね」
「ポルノと一緒だな」
エルキュー=ポワロのことだ、尚テンボは前にもポワロをこう言って推理部の面々に唖然とされている。
「それは」
「そうそう、同じタイプの探偵さんよね」
「安楽椅子タイプだな」
「そうだけれど」
それがというのだ。
「あの人の場合はね」
「美食家でな」
「それだけビールを飲んでいるからな」
「もう痛風で」
「そのこともあってか」
「引き籠っているのよ」
高級マンションの中にだ。
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