SAO編ーアインクラッド編ー
04.龍使いと橙
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言ったほうがいいかな」
ロザリアが感心したようなに、ヘェ〜、という。
「でも、ロザリアさんはグリーン」
「簡単な手口だ。グリーンのメンバーを獲物に繕い、オレンジが待ち伏せてるポイントまで誘い込むのさ。夕べ、俺たちの話を盗み聞きしてたのはあんたの仲間だろ」
「じゃあ、この二週間一緒のパーティーにいたのは」
シリカも気づいたみたいだな。
「そうよ、戦力を確認して、冒険でお金が溜まるのを待ってたの。一番楽しみな獲物のあんたが抜けて残念だったけど、レアアイテムを取りに行くっていうじゃない。でも、そこまでわかっててその子に付き合うなんてバカァ〜、それとも本当に垂らしこまれちゃった」
「いや、どっちでもないね。俺はあんたを探してたんだ。ロザリアさん」
「どういうことかしら」
「あんた十日前に《シルバーフラグス》っていうギルドを襲ったな。リーダー以外の四人が殺された」
「あぁ、あの貧乏な連中ね」
「リーダーは朝から晩まで最前線の転移門広場で泣きながら仇討ちをしてくれる人を探してた。彼はあんたらを殺すんじゃなく、牢獄に入れてくれと言ったんだ。あんたに奴の気持ちがわかるか?」
「わかんないわよ、マジになっちゃってバカみたい。ここで人を殺したって本当に死ぬなんて証拠なんてないし、それより、自分たちの心配した方がいいんじゃない?」
ロザリアが指を鳴らすと木の影に隠れていたオレンジギルド《タイタンズハンド》のメンバーが七人現れる。
「シュウさん!人数が多すぎます。脱出しないと!」
「大丈夫、俺が逃げろっていうまではクリスタルを準備してここで待ってて」
「でも、シュウさん!!」
背中に背負っている、槍を引き抜く。
「シュウだと!?黒衣の服装、楯無、まさかコイツ!?《槍剣使い》!?ロザリアさん、コイツ、ソロで前線に挑んでる攻略組の!?」
「攻略組がこんなところにいるわけがないじゃない!!」
馬鹿なこいつらの声を聞いていると口が緩む。
「ホラとっとと始末して身ぐるみはいちゃいな!!」
同時にタイタンズハンドの七人が襲いかかる。
「.......遅ぇんだよ」
槍を前へと突き出し、地を蹴りシステムアシストで三回連続移動。
槍三連突撃技《トリシューラ》
「う、嘘だろ」
「あ、ありえねぇ」
俺の槍がとらえたのはタイタンズハンドの七人の体ではなく.......武器。
武器破壊(アームブラスト)......その名の通り、武器を破壊するシステム外スキル。俺はタイタンズハンドの七人の武器を全て破壊した。
「そんな、貧弱な武器じゃ俺にダメージはおろか俺の武器にすらダメージを与えられねぇぞ」
タイタンズハンドの七人は戦う武器
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