輝く目
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も合わさって面白いように大技が決まるからな。これもまた俺のお気に入りの勝ちパターンの一つだ。ゆっくりと刀を鞘に納めて一人嘆息した。
「んでドロップはっと…………ショボイな。」
何のレアアイテムの名前も其処には無くがっかりして肩を降ろしながらよろよろと歩き出した。
すると突然前方から猛烈な疾風がかけてきた。
「うわああああああああああ!!!」
「きゃああああああああああ!!!」
そんな凄まじい叫び声を上げながら。
「え、ちょっと、速い。止まれえええええええ!!!」
………車に轢かれるような感触だった、と言っておこう。
ギャグ漫画さながらの雪だるま状態になった俺とアスナとキリトは二人が俺に土下座した後ぷっと三人で吹き出した。
「いやあ逃げた逃げた!」
「て言うかお前らなんだったんだよアレ…モンスターよりも怖かったぞ正直。」
「いや私よりもキリト君の方がすごい逃げっぷりだったでしょ!」
そのキリトは若干不機嫌そうに黙っていた。訂正できない、けど訂正できない。そんなジレンマに悩まされている所だろう。アスナがその表情をちらちら見ながらクスクスと笑いを零す。
ひとしきり笑った後アスナは顔を引き締めた。俺も改めて訊く。
「んで?何があったんだよ。」
「この先に………ボスモンスターがいたの。」
「マジで?」
そう言って此方もまた表情を引き締めたキリトに向いた。
「マジ。」
「そっか………あの様子を見る限りじゃあよっぽどの怪物がいたな?」
「そうだな………名前は『The Gleameyes』って言って悪魔型だった。」
The Gleameyes……輝く目、ってか?
「悪魔型……初めてだな。」
「パッと見装備は大剣だけだったけど。」
「特殊攻撃アリってか?」
「うん、前に固い人置いてどんどんスイッチしてかないと。」
「盾持ち必須だな。」
俺がそういうとキリトも頷いた。するとアスナが何やら意味ありげな目でキリトを見た…そこで俺は席を立った。
「あれ、アリオス?」
「俺もちょいちょい拝んでくる。この先だよな?」
「あ、ああそうだけど。」
「んじゃ。」
そう言ってアスナの耳に口を寄せてこそっと一言。
「チャンスだぜ、落としちゃえよ。」
「………!?」
何かアスナがこっちに怒鳴ったような気がしたが、俺も先ほどのアスナやキリトと同じく敏捷度パラメータに物を言わせて脱兎の如く走り去った。向こうでお気に入りだった歌の替え歌を口にしながら。
「走るー走るー♪おれーだーけ、おーさななじみを置き去ーりにして♪」
邪魔者は退散退散……空気が読める男だぜ俺は。
「……なんで空気が読める男にこんな仕打ちをするかね。」
行きでは合わずにすんだリザードマンの大群が道をふさいでいた。
結局俺の走った方向はボスモンス
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