第122話
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気を失ったわたくしが目覚めた時にはリィン様達はその場からは姿を消していました……そしてその際にわたくしは”わたくしとリィン様に霊力による繋がりがある事を認識したのですわ。”」
「ふえええっ!?れ、”霊力による繋がり”って事はもしかして、エステルおねえちゃんとパズモさん達と同じ……!」
「”性魔術による使い魔契約”ね……ハア……まさか、異種族だけじゃなく”人間”にまで効果があるとはね……」
「そ、そういえば……ベアトリースさんは”リィンさんと使い魔契約をした新たな使い魔の方々は3人いるような事を言っていた”けど……」
シャロンの話を聞いてある事に気づいたティータは信じられない表情で声を上げ、セリーヌは疲れた表情で溜息を吐き、エマは戸惑いの表情である事を口にした。
私は現在リィン様と契約している者達の中では”二番目の新顔”だ。ちなみにレジーニアは私よりも数日程早く主と出会い、契約したとの事と聞いているから、レジーニアは私に次ぐ”三番目の新顔”でもある。
「あ……ッ!」
「ベアトリースがベアトリース自身は”二番目の新顔”、レジーニアは”三番目の新顔”と言っていたから”一番目の新顔”はシャロンさんの事だったのか……」
「に、人間が人間を”使い魔”にするって無茶苦茶過ぎる……」
「リィン、操られたとはいえ、節操がなさすぎ。」
「ホントだよね〜。この調子だとアーちゃんまでリィンの毒牙にかかるかもしれないね〜、ニシシ♪」
「ちょっと、ミリアム……それ、洒落になっていないんだけど?」
「そういや殲滅天使の話だと、”本来の歴史”とやらでリィンや俺達が生き残った世界でリィンが結ばれる女連中の中には”ミリアムを除いた新旧Z組メンバーの女性全員”もいるって話だから、新Z組メンバーの一人だった黒兎がリィンと結ばれる可能性もありえるって事にもなるよな……」
エマの話を聞いてベアトリースとのやり取りを思い出したエリオットは声を上げ、ガイウスは目を丸くして呟き、マキアスは疲れた表情で溜息を吐き、フィーはジト目でリィンを思い浮かべ、からかいの表情を浮かべたミリアムにジト目で指摘したアリサの話を聞いてある事を思い出したクロウは苦笑した。
「……しかしその話が本当だとしても、何故メサイア達はベルフェゴールの凶行を見逃したのだ?」
「……言われてみればそうだね。メサイア君は常識をわきまえているように見えるし、他のメンバーもベアトリースさんを除けば”女神”に”天使”と良識が高そうな種族の人達なのだから、リィン君を操ってシャロンさんを犯させたベルフェゴールさんの行為も見逃さないと思われるのだが……」
「ハッ、大好きなご主人サマが襲われたんだからあの連中も”当然の報い”
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