第122話
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迎撃戦で”子供達”の”筆頭”を討った事と矛盾しているわよ。」
「ルーファスさんは……その……第三学生寮の寮母としてリィンさんや私達のお世話もしてくれた上内戦でも協力してくれたシャロンさんと違って、”顔見知り”程度の上、内戦の件もあったからじゃないかしら……?」
「元々リィン達に殺されて当然の所業を行った兄上の件はともかく………ケルディックで撤退する”第四機甲師団”の手助けをしたクロウの話だと、リィンは”槍の聖女”と共にナイトハルト中佐とクレイグ将軍――――――リィンにとってのクラスメイトのエリオットの父親も討つつもりだったとの事だから、ミリアムの推測は恐らく違うだろうな。」
「それにカレル離宮の時も”劫焔”が”真の姿”を現すまでは”本気”であの場にいた全員――――――”子供達”もそうだけど、”裏の協力者”達も全員殺すつもりだった様子の件もあるから、今のリィンがただの”お情け”でその女を見逃したとはとても思えないわ。」
ガイウスが疑問を口にするとミリアムが推測を口にし、ミリアムの推測に対して答えたセリーヌの指摘にエマはユーシスに視線を向けて気まずそうな表情を浮かべて答え、ユーシスは静かな表情で、サラは真剣な表情で答えた。
「……わたくしを追い詰めたリィン様はわたくしを討つ事にかなり躊躇われていましたが、それでも迷いを振り切って追い詰められていながらもなお諦めないわたくしに”止め”を刺そうとしたその時……―――――ベルフェゴール様が現れて魔術でわたくしを拘束した後、リィン様に暗示の類の魔術をかけ………ベルフェゴール様に暗示の類の魔術をかけられたリィン様は”わたくしを犯したのですわ。”」
「…………え――――――」
「何ですって!?」
「お、”犯した”ってまさか………!」
「その”まさか”だろうな………」
「で、でも……そのベルフェゴールさんという方は一体何の為に………」
「フム……エリンの里でわざわざ自分から私達に会いに来て話をしてくれた彼女から感じた印象では彼女は”魔神”としてはかなり温厚な人物に見えたのだが………」
「……だが”敵”には一切の容赦をしない冷酷な考えを持っているようだったから、彼女が大切にしているリィンを襲った”死線”の事は許さず、そのような凶行に及んだのかもしれん。」
シャロンが口にした驚愕の事実を聞いたその場にいる全員が血相を変えている中アリサは呆けた声を出し、シェラザードは厳しい表情で声を上げ、信じられない表情で呟いたアネラスの言葉にアガットは厳しい表情を浮かべながら同意し、困惑の表情を浮かべているセドリックの疑問にオリヴァルト皇子は真剣な表情を浮かべて答え、ミュラーは複雑そうな表情で呟いた。
「話を続けますが………リィン様に犯された後
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