第122話
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ィン様を奇襲する絶好の機会が訪れるとわたくしはリィン様に”夜襲”をしかけましたが……この戦争で飛躍的に成長されたのか、完全に消したはずのわたくしの気配が察知された事で”夜襲”をしかける前に先制攻撃をされ……その後リィン様と一対一で戦いましたが、わたくしはリィン様に敗北しました――――――それも、メサイア様達の助力や”鬼の力”も解放しなかった状態のリィン様に。」
「何ですって!?」
「そ、それじゃあリィンはシャロンさんとの戦闘でメサイア達を呼ばなかった所か、”鬼の力”――――――いや、”慈悲の女神の力”も使わずにシャロンさんに勝ったんですか!?」
「しかも気配を消す事が専門の”暗殺者”の気配を察知できたなんて、今のリィンの気配察知能力も相当なものだね。」
「うむ……恐らく今のリィンは”剣鬼”と呼ばれたころのリィンをも上回る使い手かもしれないな。」
(トリスタが占領されたその日の夜にシャロンさんがリィン君を襲撃………?そういえば、昨日の作戦終了直後に”呪い”の影響を受けた領邦軍の人達を助けてくれたアイドスさんはリィン君に『トリスタを占領したあの日の夜の彼女を救った』って言っていたけど、その”彼女”ってもしかしてシャロンさんの事なんじゃ………)
驚愕の答えを口にしたシャロンの話を聞いたサラとマキアスは信じられない表情で声を上げ、フィーとラウラが真剣な表情で呟いている中シャロンの話のある部分を聞いて心当たりを思い出したトワは不思議そうな表情を浮かべた後戸惑いの表情でシャロンを見つめ
「し、”執行者”のシャロンさんと一人で戦って勝ったなんて、前のリィンさんは知りませんが、今のリィンさんは凄い強いみたいですね……」
「”凄い”ってレベルじゃないわよ……下手したら、”リベル=アーク”に乗り込んだエステルやヨシュアも含めたあたし達リベール組全員で挑んでようやくまともに渡り合えるかどうかのレベルかもしれないわ。」
「ああ……それこそあの野郎――――――レーヴェとまともにやり合えるかもしれねぇな。」
「あはは……レーヴェさんとまともにやり合えたら、冗談抜きで”皆伝”クラスだと思いますよ、今のリィン君の”八葉一刀流”の剣士としての力量は……」
信じられない表情で呟いたティータの言葉に指摘したシェラザードは疲れた表情で溜息を吐き、真剣な表情で呟いたアガットの言葉を聞いたアネラスは乾いた声で笑いながら推測を口にした。
「それでリィンに敗北したシャロンさんはその後どうなったのだろうか?こうして今オレ達の目の前にいるから、リィンはシャロンさんを討ってはいないようだが……」
「多分だけどリィンがシャロンを殺したらアリサが悲しむと思って見逃したんじゃないかな〜?」
「でもそれだとアイツがクロスベルの
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