第七話 洋館の中でその十三
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「僕ももっと変わろうと思います」
「友井君も」
「僕もこれまでは。変われなかったです」
「えっ、いやそれは」
「そうだったんですよ」
これが今の真人の言葉だった。
「実は。怖くて」
「変わることが」
「はい。そして確かに憎いですが」
「おじさんをだね」
「何時かこの憎さも忘れたいですね」
「その憎しみも」
「変わることが。憎しみを忘れることなら」
それならばだというのだ。
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