第四百五十二話 ライダーと勇者その七
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「父は愚かだったが私は違う!」
「ではどう違う」
「今言った通りだ」
ヒュンケルにこう返した。
「人は人のまま神になれるのだ」
「それだけの力を備えられるか」
「そして神に勝てるのだ」
ただ神の力を備えるだけでなくというのだ。
「あの男はそれがわかっていなかった」
「だから愚かか」
「そうだ」
まさにというのだ。
「私と違ってな」
「色々タガが外れた意見だがわかった」
ヒュンケルは壇に腕を組んだ状態で答えた。
「そういうことだな」
「私の言うことがだな」
「そうだ、では俺達もか」
「神になることだ」
ヒュンケルにこうも返した。
「いいな」
「わかった、そしてバグスター達とも戦う」
「そうすることだ、そして私は訓練になればだ」
「容赦はしないか」
「私は常に本気だ」
だからだというのだ。
「手を抜くことなぞだ」
「しないか」
「私にその考えはない」
一切というのである。
「だからだ」
「そうか、ではな」
「訓練もだ」
「することか」
「それが修行でもだ」
「名前にはこだわらずか」
「お互い全力でだ、いいな」
「わかった」
ヒュンケルは今度はこう答えた。
「共に汗を流そう」
「それではな」
「ではまずはバグスター達のデータを読んで」
レオナが言ってきた。
「それからね」
「それはいつも読んでおいてね」
明日那はレオナに話した。
「そうして頭に入れてね」
「ええ、今ここで全部頭に入れることはね」
「難しいから」
それでというのだ。
「よくね」
「そうするわ」
「そういうことでね、じゃあ修行もね」
しようとだ、明日那も言ってだった。
戦士達は訓練もした、するとだった。
ポップはカメンライダーブレイブ、鏡が変身した彼との訓練を行った後で肩で息をしながら言った。
「いや、凄かったな」
「ええ、強かったわね」
共に修行をしたマアムも肩で息をしている、そのうえでの言葉だ。
「尋常じゃないまでに」
「バーンより遥かに上だな」
「そうだったわね」
「こんなに強いなんてな」
「察していたにしても」
「実際に手合わせするとな」
「物凄かったわ」
こう言うのだった。
「本当にね」
「そうだったな」
「あれが仮面ライダーです」
日向が二人に話した。
「これまで数多くの戦いを生きてきた」
「その中で身に着けた強さ」
「そうなんですね」
「はい、ですが皆さんも」
ポップ達もというのだ。
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