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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
王と完璧と悪魔の敗北
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らは東京に全てのマンコを集結させろ。」
全国中継によってあらゆる場所、あらゆる映像媒体で彼が映され、そして提案という名の要求が話される。
「いいか?刃向かおうなんて気は起こすなよ?全てのマンコは俺様のもの。もし俺様の提案がのめないのであれば、日本全国がこの東京みてぇになる。分かったか?」
手を広げ、自分の後ろに広がる惨状を映す恋。
今の彼はまさに、王になった気分だろう。
これを見せればもう立ち向かうものなどいない。従うしかないと見せつけているのだから。
「いいか?俺様の提案はこうだ!テメェらマスター共は男のサーヴァントは自害させ、女のサーヴァントもといマンコは東京に全員集めろ、俺様は優しいからな3日待ってやる。それまでにキチンと言われた通りに準備しておけよ、ぶっふふふ、はは、はははははははは!!!!!!!」
最後に高笑いし、提案という名の一方的な要求の中継は切られる。
カメラを持っていた正義は満面の笑みであり、恋もまた醜い顔を歪ませ笑っていた。
「あーあ、実に簡単だったな。」
「ええ、我々の勝利です。ここから新しい時代が始まるのですね!」
眼前に広がる景色を見て、恋は思う。
「なんだ、使えねぇ部下に頼らず最初からこうすりゃ良かったんだな。」
数多のサーヴァントを従え、自らを王と名乗る恋。
そして意味のわからない力で全てを捩じ伏せ、彼の従順な駒として動く正義。
俺達は、彼らに負けた。
戦いにも、勝負にも負けた。
完全なる敗北。
そうして俺は、かろうじて掴んでいた意識を手放した。
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