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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
王と完璧と悪魔の敗北
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よ。一誠君。」
掌底。
脇腹に思い切りそれをくらい、吐血する。
おっきーを攻撃しようとしたものだが、とっさに自分の身体を前に出し、それを受けた。
「が…こはっ!?」
メリメリという明らかにやばげな音。
そのまま俺は大きく吹き飛び、無様に転がり落ちた。
「…ってぇ…なんだこれ…!」
そして掌底を受けた脇腹が異常なまでに痛む。
服の上からは血が滲んでおり、ズキズキという痛みが気絶を許さない。
やべーわこれ…多分アバラ逝ったわ。
でもそんなことはどうでもいい。
抱き寄せていたおっきーを手放してしまった。
おっきーはどこだ?どこにいる?
そう思い、痛む脇腹に顔をしかめながら辺りを見回した時だ、
「…!? おっきー!!」
おっきーは、そこにいた
「思えば、最初に僕のクラスメイトを殺したのはこいつだったね、一誠君。」
細い首を正義に握られた状態で、そこにいた。
「はな…して…!!」
「嫌だよ。キミには死んでいったクラスメイト達の痛みを知ってもらわなきゃならない」
足をバタバタさせるも、それは無駄に終わる。
首を掴むその手に力がこもり、おっきーの気道が狭まる。
ダメだ…このままではおっきーが…!!
「そこで見ているといいよ一誠君。この崩壊世界がこうして、我が王により素晴らしき世界に変えられていくのをね、」
「やめろ…やめろ!!」
銃はない、
掌底で吹き飛ばされた時にどこかへ飛んで行った。
頼りになるのは…誰もいない。
大和も武蔵も血を流し、倒れたまま微動だにしない。
「はははははは!!!どうしたどうした宮本武蔵ィ!どうやら最強は貴様などではなく!セイヴァー神代正義で決まりのようだナァー!?ほら悔しいか?悔しいか武蔵マスター?」
頭を置鮎に蹴飛ばされても、大和は呻くだけで抵抗する力など残されていなかった。
そして舞は
「オラッ!オラッ!長男にたてつきやがって!!死ね!死ねやクソガイジ!!」
兄である恋に髪を引っ張られ、その顔を何度もアスファルトに打ち付けられていた。
鼻血は垂れ、顔は傷だらけで見ていられなかった。
「やめろ…!おれはどうなってもいい…!だからマイは…マイだけは!!」
「やーだよゲロマンコ?こいつが終わったら次はてめぇだ。クソガイジを縛り付けて、こいつの目の前でたっぷりブチ犯してやる。まずは忠誠の証として、俺のウンコでも食ってもらおうかな?」
霊基のほとんどを吸収され、最早人間に毛が生えた程度の強さしか持たない北斎はただやめろと言うことしかできなかった。
「アンタ…最低だ。」
「あ?」
しかしそんな中、かろうじて立ち上がったのは葵。
フラフラと頼りなく立ち、覚束無い足取りで恋に向け歩く。
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