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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
王と完璧と悪魔の敗北
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ている。なのに効いてない。その2つだろ?」
そう、
葵に協力するように紫式部もまた、正義にデバフをかけまくっていた。
だが効いていない。まるで効いている素振りがない。
それどころか、
「悪いね。女性を殴るのは忍びないけど、そもそもキミは、契約者だから、さッ!!」
「ごっ…!?」
正義の動きはより素早く、攻撃も鋭くなっていた。
「かはっ!?」
「葵様!! 」
ボディブローは見事鳩尾にめり込み、葵は強引に体内の空気を吐き出された。
「僕は主人公だ。呪いなんて効かない。それとキミにかけられた魔術、全部僕がもらったから、ね!」
打ち上げられた葵はそのまま回し蹴りをくらい、吹き飛ばされる。
建物の壁に激突し、彼女は力なく地面に落ちた。
「…!!」
「キャスタークラスだったね?だったら狩るのは簡単だ。」
正義は次に葵のサーヴァント、紫式部にターゲットを変更。
紫式部が何かをする前に、瞬間移動に近い速さで急接近すると
「あっ、ぐ…!!」
「平安の文豪を気取るなよ。下品な体の悪魔め。」
顔面をアイアンクローで鷲掴み、
そのまま爆破させた。
「嘘でしょ!?式部パイセン!!」
「呆気ないね。さて、次はキミの番だ。」
顔面を爆破され、力なく倒れる紫式部。
そして爆風から飛び出した正義は、最後の標的である俺達に襲いかかる。
「おっきー!」
「分かった!!」
銃をかまえ、そしておっきーはやってくる正義めがけ蝙蝠をとばす。
しかしここで、不可解なことが起きる。
「眉間に食らわして、目ェ覚まさせてやるよ!!」
我ながら思うが俺の射撃は正確だ。
だが
眉間めがけ放たれた弾丸は、正義を"逸れて"後ろへと飛んで行った。
「!?」
気のせいかと思い、続けて三四発撃ち込んでみるがやはりどれもが逸れていく。
そういやさっきクーフーリンを吸収してたよな…?
まさか矢よけの加護か!?
「その攻撃も、無駄だ!!」
そうしている間に、正義におっきーの折り紙蝙蝠が襲い掛かる。
だがそれは、正義が手のひらを突き出すとその場で静止した。
そして
「行け!!」
180度方向を変え、なんと折り紙蝙蝠は俺達に襲いかかってきたのだ。
「う、うわああああ!?」
「どういうことだよ!!なんとかならねーのか!!」
折り紙蝙蝠は俺とおっきーを覆い尽くし、絶え間なく攻撃を与えてくる。
銃を乱射しようが的は小さく、このままではやられてしまう。
おっきーを抱き寄せてかばうような形にし、何か打開策を考えようとしたが
「なっ…!?」
いつの間にか正義に接近を許し、奴はすぐそこにまで来ていた。
「何度も入信を勧めたのに…残念だ
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