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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
王と完璧と悪魔の敗北
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たよ。」
そういい、どこからともなく赤い槍を出し、くるくると器用に回して見せた。
「さて、それじゃあ次はこっちの番だ!!」
目にも止まらぬ瞬間移動、というべきか。
まさに光速移動。人間とは思えない素早さでサーヴァントの懐に近付くと
「『
刺し穿つ正義の槍
(
ゲイ・ボルグ
)
』ッ!!」
サーヴァントを串刺しにし、一撃で葬る。
さらに、
「お、俺のサーヴァントが一撃で!?」
「契約者共…かつての僕であったならば、まだ救いはあると入信を勧めていただろう。」
1歩大きく踏み込み、正義は腰に力をためると
「だが!僕は変わった!!我が王の創造する世界に!貴様らの居場所など…ないッ!!」
真上に向け槍を投げる。
「降り注げッ!『
突き穿つ正義の槍
(
ゲイ・ボルグ
)
』ッ!」
投げ上げられた槍は当然下に落ちてくる。
しかしそれは、数百の槍の雨となって。
一本一本が即死効果を持つそれはサーヴァントだけでなく人間であるマスター達にも容赦なく降り注ぎ、死体の山を築いていった。
「ふぅ…ちょっとやりすぎちゃったかな…?」
何者も立ちはだかるものがいなくなり、彼は一息ついて振り返った。
そこには、自分が何よりも尊敬し愛する我が王がいる。
「やり過ぎだ。ったく…殺すのは男のサーバントとマスターだけって言っただろ。」
「っ! 申し訳ありません!!女性の悪魔はあなたの力で浄化するべきでした…!この非礼!なんとお詫びすれば良いか…!」
片膝をつき、己の仕出かしたことを謝罪する正義。
しかし代表はそれを許した。
「別にいい。ただ条件として、あそこの奴らを蹴散らせ。」
「あそこの奴ら…?」
1つの条件を課して。
そして代表の指さした方に振り返る正義だが、
「成程…あいつらを蹴散らせばよろしいのですね。」
「ああ、マンコは殺すな。適度に痛めつけろ。マスターは…そうだな。あの女みてぇなクソガイジは瀕死にとどめろ。」
「かしこまりました…では!」
立ち上がり、やってくる"そいつら"に振り返る。
「何やらかしてんだよ。騎士王に負けておめおめ帰ってった負け組がよ。」
「負け組?ハハッ、その言葉、数分後のキミにキッチリお返しするよ。"一誠君"。」
因縁か、運命か、
俺とこいつは何度も衝突した。
前までは話した事も無い、ただ存在が目障りでムカついた陽キャ代表の一般人だったのに。
「あの時とは魔力も雰囲気もまるで違う。だが斬るぞ…!」
大和は刀を抜き、各々も戦闘態勢に入る。
「どけよ、俺達はその後ろにいるクソデブを死ぬ程度にぶん殴りに来たんだ。」
「いいやどかないね。理由がそうなら尚更だ。僕は王を守る盾。そう、我が王ソロモン=レン様を守るための剣
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