『Funny』
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泪で滲む昊、さっき迄の蒼は流され、灰色が悪戯に冷たい悲しみ降らせる。
果ての無い悩みに答えは無いのと同じで、此の命のイキサキも無い。
初めて見た螺旋階段、キラキラした気持ちで勢い任せで昇り切った。
でも、其の先に在ったのは、サビて汚い開かなくなったドアだった。
一瞬で濁り切った此の心、薄情な人間だと改めて実感した。
どんなに滑稽だろうと綺麗なものを捜し出してみたかった。
凡ての記憶を網羅して、其のまま無限に引き裂いてやりたい。
此の昊に見放されても、あの地面に叩きつけられても、此の魂は醜く彷徨うのか。
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