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同盟上院議事録〜あるいは自由惑星同盟構成国民達の戦争〜
796年4月末時点 自由惑星同盟政府 立法府主要会派について
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『同盟代議院』
下院の任期は2年で、選挙のたびに全員が改選される。解散はない。下院選挙は2回に1回は最高評議会議長選挙と同時である。議長選挙の無い年の選挙は中間選挙と呼ばれる。
下院の権限として最高評議会議員及び行政委員の指名案作成権がある。ただし、指名案について上院が否決することもある。また、議会の最も重要な立法権については上院と同等の権限である。
人数が非常に多く、兼務を禁止された常任委員会のみでも平均的な共和国の本会議に準ずるが集まる。そのため旧西暦時代以上の委員会中心主義をとっており、重要な政治問題については専門の特別委員会が設置される。
各院内会派政策部会での事前協議が若手政治家の活躍の場として注目の対象になる。
最高評議員(行政府)、及び同盟裁判所判事(司法)を含む同盟政府公務員に対する弾劾裁判では、下院の単純過半数の賛成に基づく訴追を受けて上院が裁判し、上院2/3多数の賛成により弾劾対象者を免職できる。
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【国民共和党】
ロイヤル・サンフォードが総裁を務める第一党
中道右派の国民政党を標榜しているが、良い意味でも悪い意味でも多様な包括政党である。
成り立ちは古く、伝統的に各共和国独自の政党から同盟議会への進出の受け皿となっている。
その為、「小上院」や「利権の分配所」と言われるように派閥争いが著しく、総裁の権限が強いが総務会や幹事など党役員の意向が反映されやすく、腰が重い面もある。
近年はタレント議員や著名な軍人、官僚上がりなどが地方議会を経験せずに直接国民共和党から出馬する若手が増えているため、党内の派閥争いが激化しつつあり、各方面から非難されながらもつづいてきた共和国党人のノウハウが失われつつある。
・地方党人派(保守本流)=ロイヤル・サンフォードが率いる派閥。上述のように多様な構成国の状況により意思決定が遅く、結果として利益分配の為の派閥となっているが、総務会や政調会において巧みに地方と同盟政府の間で調整を行ってきた。保守政党としての国民共和党の本流であるが、防衛戦争と戦火による地域間格差拡大により、対応しきれていないのが実情。
中央派(保守傍流)=トリューニヒトをホープとする派閥。退役軍人と官僚、財界、メディアタレント出身が主体となった派閥。選挙と政局に弱く、地方党人派と連帯して勢力を保っていたが、政局に強いトリューニヒトと発信力が高いウィンザーが主導権を争っている。
【自由党】
ジョアン・レベロが党首を務めている。
都市政党であり、金融や財界、そして知識人達の政党。
国防費の増大からスタグフレーションを恐れており、均衡財政論を唱えている。
イゼルローン要塞の攻略を強く求めている者や、小同盟主義として地方政府を独立させて改革を行う反戦自由主義者など
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