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インフィニット・ストラトス《もう一つの第零世代型IS》
第55話崩壊?
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腕に絡み付いているままでいる。しかしそれが彼女にとって命取りになっていることにまだ気づかない。聖成はワイヤーを思い切り掴んだ。
聖成「飛ばしてくれたお礼にこれでもあげますよっと!!」
クラリッサ「なっ!?」
聖成は絶対零度を発動し、ワイヤーを凍らせ始めた。ワイヤーはみるみると接続部まで凍りつき始める。
クラリッサ「くっ!これなら!」
ワイヤーを全て巻き戻しなんとか氷を砕いた。ちなみにこの戦法をした際ラウラのガクブルがとてつもない事になっていた。なんせ暴走した時に同じことをされたのだから。
聖成「よしっとじゃぁ試したかった事やってみますか!!」
ワイヤーから解除されたことによって聖成は身動きを取り戻し、大剣を大きく振った。
《時国剣界時!!》
大剣から急に名乗り音声が聞こえると同時に何やら手のひらに収まるほどのアイテムを取り出した。
クラリッサ「なんだあれは?」
そのアイテムは白色をベースに黒色のパーツで挟まれていて本のような形状をしていた。表紙には海の生物が描かれており【OCEAN HISTORY】と書かれていた。思い切りそのアイテムの表紙を開く。
《オーシャンヒストリー!!この群青に沈んだ命が今をも刻まれた歴史!!》
表紙を再び閉じ今度はグリップの部分に差し込んだ。すると潜水艦のレーダー音のような待機音が鳴り響く。そのあと刀身の部分を持ち、なんと引き抜いた。すると今度は警戒音のような待機音が響き渡る。刀身を青色が先端に来ていた方を逆にし今度は三又の槍のような先端の方を上に向けグリップに差し戻した。
《界時逆回!!》
聖成の周りに水が回り始め、背後に大きな先程のアイテムと同じものが表示が現れた。
《時は…時は…》
聖成「変身!!」
《時は時は時は時は!我なり!!オォーシャンヒストリィィィィァァア》
零騎士を纏った状態での仮面ライダーへの変身であった。すなわち零騎士の一部が変化している、横に畳んでいる左右のバイザーには槍のよう三叉のデザインへと変形し、手先のパーツがブルーメタリックになり本来の手足は左右の黒と白が反転しているカラーリングだが両方と同じものとなっている。そして一番は胴体のクアンタと同じプロテクターのGNドライブにいつもなら黄緑色に発光しているのが白く発光している。その光景に黒ウサギ隊の一部が輝いた目をしてみていた。界時本体は先ほどまで剣の形状をしていたが今度は槍のような形状になった。
聖成「よし最高っと…、形状の変化は予想外だったけどかっこいいからいいか」
クラリッサ「な、な、なんだそれは!?」(かっけぇぇぇぇ!!)
彼女の内心がとんでもない事になっている
聖成「何って…仮面ライダー?」
クラリッサ「っ!
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