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歪んだ世界の中で
第七話 洋館の中でその四
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もそうなって不思議に思ってたけれど」
「気にしないで」
 希望があの時のことを言おうとした。しかしそれより前にだった。
 千春は笑顔を向けてその笑顔で彼の注意を引いて言葉を遮ってからだ。そのうえでだ。
 彼にだ。こう言ったのである。
「距離はね。遠いと思えば遠くて」
「近いと思えば」
「近いんだよ」
「だからなんだ」
「そう。だから気にしなくていいよ」
 こう希望に言うのだった。そのうえでこんなことも言う彼女だった。
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