第十二幕その三
[8]前話 [2]次話
「楽しかったよ」
「そうなのね」
「今は何も食べる必要がないから食べたいとは思わないけれどね」
「面白いとは思うでしょ」
「そのことは変わらないよ」
「ソーセージ美味しいよ」
こう言ったのは神宝でした、見れば実際にソーセージを食べています。
「こうして焼いても煮てもね」
「ソーセージは煮ても美味しいよ」
ジョージもソーセージを食べつつ言います。
「こうして焼いても美味しいしね」
「形も大きさも色々だけれど」
カルロスはコーラを飲みながら言いました。
「どれも美味しいよ」
「マスタードやケチャップを付けてもいいわよ」
ナターシャはフォークでソーセージを取りながら言いました。
「そうして食べてもね」
「そういえば皆ソーセージも沢山食べてるね」
木挽きの馬も言いました。
「焼いてね」
「ええ、美味しいからね」
恵梨香が答えました。
「だからね」
「それでだね」
「皆ね」
「実際に食べているんだね」
「そうよ、本当に美味しいから」
「そうなんだね」
「私も好きだし」
恵梨香は自分のお皿にそのソーセージを入れながら言いました、見ればとても大きな赤い色のソーセージです。
「これにマスタードを付けてもいいし」
「ケチャップもだね」
「両方でもね」
それでもというのです。
「いいのよ」
「どうしても美味しいんだね」
「ソーセージはね」
「お肉もいいわよ」
ドロシーはよく焼けたラムを林檎ソースに付けて食べながら言いました。
「こちらもね」
「ああ、林檎ソースもいいね」
モジャボロはそのソースを見て言いました。
「じゃあ次のソースはね」
「林檎ソースにするのね」
「やっぱり僕は林檎が好きだからね」
ドロシーに笑顔でお話します、今はウスターソースで牛肉を食べていますがそれでもというのです。
「だからね」
「それでよね」
「そう、次はね」
まさにというのです。
「林檎ソースで食べるよ」
「わかったわ、それじゃあね」
「僕はソースはそのままだけれど」
弟さんはこう言いました。
「ビールをね」
「飲みたいのね」
「どんどんね、バーベキューにはビールだよ」
見ればもうお顔は赤くなっています。
「よく冷えたそれをね」
「飲むのね」
「うん、大きなジョッキに入れて」
そうしてというのです。
「一気にね」
「それじゃあ」
ドロシーは弟さんの言葉に頷いてでした。
弟さんにビールが並々と注がれたジョッキを差し出しました、そうしてにこりと笑って言いました。
「どうぞ」
「ああ、有り難う」
「私は今は葡萄のジュースを飲むけれど」
「僕はビールだね」
「それを飲んでね」
そうしてというのです。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ