第四百五十二話 ライダーと勇者その四
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「予想していたが」
「敵を知らないとなると」
エイミも言うことだった。
「それだけ辛いですね」
「そうだ、そこをだ」
「知ればですね」
「それだけで違うからな」
だからだというのだ。
「勝ちたいなら読め」
「わかりました」
エイミも頷いて答えた。
「そうさせてもらいます」
「ではな」
「では早速」
レオナは宝生からそのファイルを受け取った、そうして。
開いて読みつつこう言った。
「確かに色々とね」
「書かれていますか」
「ええ、バグスターのデータがね」
マアムに対して答えた。
「細かく書かれていますわ」
「そうなんですね」
「ライダーの人達の言う通りに。これを読めば」
レオナは読みつつ話した。
「確かにそれぞれのバグスターの弱点がわかって」
「そこを衝いてですか」
「戦えてね」
そうなってというのだ。
「私達が有利になるわ」
「そうですか」
「だからね」
レオナは読みつつさらに言った。
「皆で読んでいきましょう」
「そしてです」
アポロがまた言ってきた。
「私達と皆さんのことを」
「それぞれだな」
鏡が応えた。
「紹介をして」
「はい、二つの世界のことも我々のことも」
「知ることだな」
「そうしませんか?」
こう言うのだった。
「ここは」
「そうだ、そのことも重要だ」
鏡はアポロに冷静な声で答えた。
「だからだ」
「ここはですね」
「ファイルを読みながらでもな」
「お互いにですね」
「話そう、いいか」
「それでは」
アポロも他の戦士達も頷いてだった。
皆お互いの世界のことを詳しく話した、それが終わってだった。アバンは考える顔になってこんなことを言った。
「よくわかりました、貴方達も大変でしたね」
「面白かった」
慱がにやりと笑って答えた。
「実にな」
「壇さんはそう思われますか」
「私は神となったのだ」
アバンにもこう言うのだった。
「ならだ」
「大変なこともですか」
「実に楽しいものだった」
「あの、ですが」
マリンがここでどうかという顔で話した。
「壇さんがかなりの部分です」
「騒動の元凶よね」
「お話を聞く限り」
ニコに対して答えた。
「私はそう思いましたが」
「実際にそうだったのよ」
ニコもその通りだと答えた。
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