第四百五十二話 ライダーと勇者その三
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「俺だと」
「いや、ポップは普通に生き残るよ」
ダイはそのポップに笑って話した。
「そして戦ってるよ」
「そうか?」
「だってこの世界でもそうだから」
それでというのだ。
「ライダーの日立の世界でもね」
「そうだといいけれどな」
「私もそう思いますよ」
アバンもポップに笑って話した。
「ポップならどんな戦いもです」
「生きてですか」
「戦い抜いてくれます」
「そうだといいですけれどね」
「はい、ですから」
それでというのだ。
「ライダーの方々の世界にいて」
「俺は生き残ってですか」
「最後まで戦っていますよ」
「そうだといいですけれどね」
「けれどバグスターとスサノオにそんな秘密があったなんて」
マアムは考える顔になって述べた。
「思わなかったわ」
「尋常でない者だとは思ったが」
ブラスも言った。
「そうであったか」
「聞けば聞く程恐ろしい奴だ」
「全くだな」
ヒュンケルとクロコダインも言った。
「荒ぶる神と言うべきか」
「凄まじい相手だ」
「しかしだ」
こうもだ、ヒュンケルは言った。
「俺達は勝つ」
「何があろうともな」
クロコダインも続いた。
「それは決めている」
「もう既にな」
「そうだ、そう思わないとだ」
花家は二人にこう返した。
「勝てるものも勝てない」
「そうだな」
「そして俺達は間違いなく勝つ」
花家はクロコダインに言った。
「それはもう決まっている」
「決めているではないな」
「これからすることでな」
「全てのバグスターのデータはこちらにある」
鏡はこう話した。
「だからだ」
「それを頭に入れることか」
「ファイル、書にしてある」
ヒュンケルに答えた。
「もうな、だからだ」
「それを読めばいいか」
「そうだ、そしてだ」
そのうえでというのだ。
「全てのバグスターのことを頭に入れることだ」
「敵の長所も短所もですね」
アポロは鏡に問うた。
「そうして長所に警戒し弱点を衝く」
「そうしてだ」
鏡はアポロにも答えた。
「戦っていけばいい」
「そういうことですね」
「おそらくだが今まではそうして戦ってきていないな」
花家はこう問うた。
「そちらは」
「はい、どのバグスターがどういった能力を持っているかわからず」
マリンが答えた。
「まさに手探りで戦っています」
「やはりそうだな」
花家はマリンのその言葉にも頷いた。
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