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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
淫虐王S=レン/そして最終章へ…
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慣れでして…。」

パソコンにまじないはかかった。
後はおっきーがパソコンを操作し、どれでもいいのでメールを送信するだけ。

「じゃ、じゃあやるよ…?」
「それでは探知の方、お願いします。」

紫式部がそう言い、子安さんと院長先生は頷く。

「院長先生。」
「ああ、こんなこともあろうかと持ってきて正解だったな。
バベッジ先生に作ってもらった最新式の魔力探知機だ。地球の裏側にいても突き止められるぞ。」

そういって院長先生がワクワクしながらカバンから取り出したのは大きめな機械。
それをまた別のノートパソコンに繋ぎ、場所を割り出させる。
探知機起動したらシューシューうるせーけど。

「それじゃ、送信!」

ッターン!とエンターキーを弾き、メールが送信される。

子安さんの操作するパソコンを見てみれば立体的な日本地図が映されており、東京がズームアップされる。

「これが今、送信されたメールの魔力だ。」

表示された赤い丸印は東京を離れ、やがて海に出る。
やがて、

「嘘だろ…?」
「こんな…近くに…!?」

そう時間も経たずに赤い印は海で停滞した。
ということはつまり、

「この距離は…。」
「ああ、計算してみれば東京から船で十分とかからん。」

彼らの本部は、思ったよりもずっと近くにあった。
しかし、

「でもどういうことだ?そこに島なんて存在しないぞ?」

院長先生が端末で調べて日本地図と照合してみるが、そこには島はない。
話を聞くに財団本部は人工島であるという情報はあるが、それらしき影を見たという目撃情報もない。
そもそも、

「こんな近くにあれば、海辺で誰かが気付いてもおかしくな いはずだ…!」

そこに本部が本当にあるとするならば、砂浜や海岸から見えるであろう距離なのだ。
だが、ない。
しかし子安さんは

「いいや、あるさ。」
「え?」
「あいつらはそこにいる。"見えない壁"でこちらからは一切視認できないようにしてる。」
「見えない壁…?」

それとはなんなのか、
子安さんに改めて聞こうとしたその時だ。

「!?」
「なんだ!?」

突然の地響き、そして続けざまに聞こえる謎の爆発音。

「おいおいおい!なんだよ!?」
「良くないことが起きてるのは確かだが…ともかく外に出よう!」

院長先生の指示に従い、俺達は急いでシルク・ドゥ・ルカンを出ていったわけだが

「なんだよ…これ…!!」

目の前に広がっていたのは、まるで世界崩壊直後のような風景であった。

そして、

「誠!あれを見ろ!!」
「あれって…嘘だろ!?」

見えたのは、大量の女性サーヴァント。
何騎ものサーヴァントが辺りを蹂躙し。

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