第六百話 やはりこれが一番その三
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「そう思う」
「そうだよな」
「韓国は韓国だ」
「日本じゃないな」
「そして日本は大き過ぎる」
「昔からな」
「連合四大国の一つでな」
それでといいうのだ。
「昔もかなりの大国だった」
「その日本にずっと対抗心燃やしてな」
「日本の特異ジャンルにだけ進出してもな」
「勝つことは難しいんだよ」
洪童はこの現実を出した。
「本当にな」
「そう思うからだな」
「もう日本にこだわらなくてな」
「韓国に合った分野に進出してだ」
「そっちで成功していけばいいんだよ」
「その通りだな」
「農業だってな」
この産業でもというのだ、言うまでもなく農業はこの時代でもそれこそ絶対と言っていい産業である。
「もうな」
「日本で有名な作物をか」
「ムキになって栽培して売るからな」
「その作物に向いている土地柄があるとか」
「もうそこにな」
そうした場所にというのだ。
「集中的に種を撒いて」
「栽培してか」
「売るけれどな」
「それでもだな」
「もうそこに日本の作物があるからな」
市場にというのだ。
「ムキになって売ってもな」
「日本には勝てないか」
「日本の良質の農作物にはな」
このことは二十世紀後半から定評がある。
「勝てないのにな」
「連合全体で売るか」
「国内だけじゃなくてな」
「それも日本が進出している場所にか」
「絶対に出てだ」
他の産業と同じくというのだ。
「売るけれどな」
「日本の方が売れるな」
「それがいつもでな」
「売り上げが伸びないか」
「強過ぎる相手に敢えて向かって」
それが日本であることは言うまでもない。
「かえってなんだよ」
「売り上げが伸びないか」
「それが農業のどの作物でもで」
「他の産業でもだな」
「このウイスキーでもな」
それを飲みつつ話した。
「そうなんだよ、ちなみにこのウイスキー日本のだよ」
「美味いな」
「ああ、美味いぜ」
その日本のウイスキーはというのだ。
「かなりな」
「俺のはカナダのだがな」
「カナダか」
「これも美味いな」
実際に食べてみての言葉だ。
「カナダのもな」
「カナダか」
「ああ、これで結構な」
「確かアイスワインの国だな」
カナダといえばとだ、洪童は述べた。
「酒だと」
「あの国は寒いだろ」
「寒いから強い酒も有名か」
「寒冷な星が多いとな」
寒冷地が多い惑星である、カナダはそうした惑星を多く持っていてそこに居住している市民も多いのだ。
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