外典 【H×H編】その2
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っ!な、なにっ!?競売はっ!?」
滞在先のホテルのベッドに転がったネオンはその衝撃で目が覚めたようで辺りを見渡していた。
「あいつらヤベーだろ」
「ちょっとハゲ、何があったのよ説明しなさい」
「バッカっ!お前なっもうちょっとで死ぬ所だったんだぞっ!?」
「はぁ?バカはあんたでしょう。テトラが居るんだから大抵の事は平気よっ」
「そりょあそうだろーよっ!テトラが平気な所までお前さんを運んだんだ。あのまま会場に居たら確実に死んでたぜ」
「ほ、本当に?」
と言うネオンの言葉にテトラは頷いた。
念のためホテルに目印のクナイを置いておいて良かった。
飛雷神の術。それは印を刻んだ所へと逆口寄せする事で移動する一種の瞬間移動技だ。
この技の習得にはテトラは心血を注ぐ勢いで修練しようやく身に着けたその技はやはりこう言う時にはかなり役に立った。
「じゃあ競売は中止かしら」
「まぁ今日の分はね」
「そんなー…楽しみにしていたのに。つまんないつまんない」
そう言うとネオンはボフリとベッドに沈み込んだ。
「それだけ悪態がつけるお嬢様はやはり大物だな…さてオレはちょっくら外に出てくるわ」
「うん、お願い」
「へーへー、任されましたよ」
シュタッと影だけを一瞬残してハンゾーは消える。
「うー…あたしのオークション」
うん、本当にネオンは大物かも…欲望に素直な所とか特に…
ハンゾーくんが少し調べた事を連絡してくれた事を纏めると、競売を襲ったのは幻影旅団と呼ばれる盗賊団でおそらく念の使い手の集団だと言う事。
マフィアを束ねる十老頭は最強の武闘派集団である陰獣を差し向けたらしいがその半分はすでに殺されたのではないかと言う事だ。
「オレはすぐにここを立ち去る事をお勧めするが」
「無理だね」
「だよなー、そのお嬢様じゃなぁ」
コツリコツリ、複数の人の足音が聞こえて来る。
「誰か来たな」
そう言った次の瞬間、ハンゾーの姿は消えていた。流石一流の忍だ。
コンコンコン
「ボス、入りますよ」
最初入って来たのは確かクラピカと名乗った少年だ。
それから数人護衛が入ってくるがダルツォルネの姿が無い。
クラピカ達はわたしの膝を枕に眠っているネオンに用事があると言う。
仕方がないので眠っているネオンを起こした。
彼らの話を纏めると競売会場に居た人は何故か忽然と消え去りもぬけの殻になっており参加していた護衛三人も行方不明。
盗まれた競売品を追って幻影旅団の一人を拉致監禁したが逃げられてしまい恐らくそこでダルツォルネは殺されただろうと言う事だ。
そう言う事情なので指示が欲しいと言う事らしいが、
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