外典 【H×H編】その2
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。しかし戦闘能力は無いに等しい。
しかし彼女の能力は稀有だった。
ラブリーゴーストライター(天使の自動筆記)と言う四篇の詩からなる一か月の予言。その的中率は高くそれ故に裏社会でも重宝されノストラード組はのし上がってこれたのだ。
一応ネオンの父が組のトップではあるのだが、ネオンに頭が上がらない状態だ。
テトラが買われたのもネオンを失う事を恐れた父親が故だった。
ヨークシンシティに着き、滞在するホテルに着くとネオンの父から伝言が有りダルツォルネはネオンの地下競売への参加を取りやめるように言伝た。
そうするとネオンはもう喚くは泣くは物は壊すはと大変な事に。
それでも強硬に地下競売への不参加を譲らないあたりきっとネオンの占いで良くない事が書いてあったのだろう。
ネオンのラブリーゴーストライターは自身の事は占えないが、他者の占いの結果から推測する事は可能だ。
つまり何人かの占いで地下競売に対する死の啓示が出たのだろう。それをネオンの父は警戒しているのだ。
結果ネオンは不貞腐れて寝てしまっていた。
荒らしに荒らした室内をお手伝いさんが片づけるとテトラはネオンと二人きりになる。
ネオンが他の人を追い出した感じだ。
「さて、テトラ行くわよ」
「行くって、どこに?」
「勿論地下競売よ」
「でも出られないよ?」
外はダルツォルネが見張っている。
「テトラならあたしを連れて抜け出せるでしょ」
「でも入場許可証が」
「それはオレが用意しておいたぜ」
そう言ってスっとどこからともなく忍び込んで現れたのはハンゾーだ。
「あ、は…は…ハゲゾー」
「ハンゾーだっ!」
ハンゾーはノストラード組の組員でも護衛でもないが、テトラの舎弟ではあるのでテトラのボスであるネオンにだけは紹介していたし他の人物の気配がない場合は直接ネオンの前に現れる事もあった。
「どうせ、こうなったらお嬢様は言う事を聞かないからな」
「さっすがハゲ、話が分かるっ!」
「ハンゾーだっ!それにこれは禿じゃ無くて剃ってるのっ!」
「まぁ名前なんてどうでも良いわ。テトラとあなたなら誰にも悟られずに抜け出せるでしょう」
「でも、わたし達はお金を払えない」
「品物はあの護衛達が競り落とすので我慢するわ。ただあたしもその場に居たいのよ」
結局最終的テトラはネオンのお願いを拒否しない。
それにわたしの占いでは死を暗示する詩は出てないからね。
一応月初めにテトラはネオンの占いを受けるとネオンの父が決めた。
殆どの時間を一緒に居るテトラを占う事で間接的に占おうと言う事らしい。しかもこれが結構バカに出来ない成果を上げていた。
そう言う意味
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