外典 【H×H編】
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バアじゃない。それと10を掛けても世界ギネスのご長寿番付ぶっちぎり。ハンゾーくん、頭悪い?」
ポカポカ
「ウガーっ!オレの頭は太鼓じゃねぇぞ」
「髪の毛が無いから叩きやすい?ハゲ?」
「誰が禿じゃっ!これはわざと剃っているんだよっファッション」
ハンゾーとの修行はテトラに足りていない戦闘経験値と言う形で支払われ、逆にハンゾーはテトラから忍術を教えてもらっていた。
一日の修行の流れは、柔軟、走り込み、筋力トレーニング。そして堅、流を使った模擬戦と来て最後が忍術修行になる。
オーラを内側へと練り上げる訓練、正確にはチャクラを練り上げる訓練だが、これにハンゾーは躓いていた。
もう何年も外側へと放出し留める訓練をして来たのだ。その常識を覆しての修行は難しい。
内側に練る…だがこれはオーラを外に出さない絶とは違うんだよなぁ。
テトラの見せる見本を凝で見ていてもちゃんとオーラを纏で纏っている上で内側で練り上げているのが分かる。
いや見ても分からんけれどもそう言う事だと理解した。
で、さらに理解できないのがアレだ…アレはなんだ?
大きな杉の木に背を預けてあぐらをかいているテトラは、自然体で瞑想しているかのように見える。
瞑想を始めてからある程度経つと途端オーラを感じれなくなってしまうのだ。
絶をしている訳じゃねぇのは分かるんだがな。
「ほら、サボるな」
「アタっ!?」
これだよ。瞑想しているテトラの他にオレに付いている彼女は実態を持っているしきちんとした意思を感じられる。
幻影だけの分身や外見がそっくりなだけの念獣なんかではない別の何か、か。
アイツは影分身の術と言っていたか。
実体を持った幻影、それも意思を持ちオーラを操る。
おっかねぇな…だけど…
絶対この技を盗み取ってやるぜっ!と意気込んでいるオレに最初に習得を命じたのが影分身だった…
意気込んでいただけに地味にショックだった…
実際ハンゾーくんはわたしに足りない戦闘経験値を得るにはうってつけだった。
記憶や記録では理解しているが実感として体に覚えさせなければ使い物にならない。
その習熟にはやはり相手が必要で、そう言った意味ではハンゾーくんは自分よりも先達と言える。
それに相手は本職の忍者だ。体術や手裏剣術などをハンゾーくんとの修練で確かめて行けばまだまだわたしは強くなれる。
それにしてもハンゾーくん、チャクラを練るのが下手。
さっさと影分身くらい覚えて欲しい。
さて、皆忘れているかもしれないが本来影分身は高等忍術なのだ。
それをどこかの銀色の奴をはじめとする彼らは裏技として一番最初に会得させようとしてしまう。つまりは記録の
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