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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第四百五十一話 勇者の弟子達その十四

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「俺はそうした考えだ」
「そう言うんだよな、いつも」
「それで今も生きてるのよね」
「腰もしっかりしてるしな」
「こりゃわしより長く生きるな」
「俺にも色々教えてくれてまして」
 ポップがまた話した。
「助かりました」
「ならいいがな、しかしお前今度結婚するそうだがな」
 マトリフはそのポップにも言った。
「かかあ天下でもいいんだな」
「いや、それ確定ですか?」
「誰がどう見てもそうなるだろ」
 マトリフの声は冷静なものだった。
「ならないと思う方がおかしいだろ」
「そうですか?」
「俺もそう思うな」 
 でろりんも言ってきた。
「あんた達を見るとな」
「でろりんさんまでそう言うのかよ」
「そうなるとしか思えないからな」
「そんなに俺とマアムってそうなりそうか?」
「そのマアムって人この人?」
 明日那がここで武闘家の服を着たピンクの髪の毛を上に上げてまとめているはっきりとした顔立ちの女を見つつポップに問うた。
「ひょっとして」
「はい、私がマアムです」 
 女もこう名乗った。
「宜しくお願いします」
「成程ね、ポップ君より強そうね」
 明日那はそのマアムを見て話した。
「少なくとも格闘ではね」
「えっ、そうなります!?」
「私が見てもね」
 ポップに対して確かな声で答えた。
「やっぱりね」
「そうかな」
「そうなるしかないよな」
「そうだよな」
 でろりんとへろへろも言う。
「この二人だとな」
「もうそれしかないだろ」
「まああれよ」
 ずるぽんは笑って言った。
「それでもいいものよ」
「かかあ天下でもかよ」
「そうよ、悪くないものよ」
「何か実感ある言葉だな」
「私もそうした夫婦見て来てるからね」
 それで知っているというのだ。
「悪くないわよ」
「ははは、それもいいですぞ」
 白髪で口髭を生やした初老の戦士が明るく出て来た。
「女房の言葉に頷く方がです」
「いいんですか」
「これが」
「バダックさんもそう言うんですか」
「はい、わしの家も結構」
 バダックと言われた戦士は笑って答えた。
「そうですので」
「かかあ天下ですか」
「ですから」
 それでというのだ。
「いいですぞ」
「私はいいと思いますよ」
 バダックに続いてだった。
 眼鏡をかけて白い髪の毛を左右でカールにした上品な感じの男が出て来た。温和な感じだが放っているオーラが違う。
「ポップとマアムが一緒になれば」
「先生がそう言われるなら」
 ポップは彼の言葉を聞いてようやく頷いた。
「それなら」
「はい、お幸せに」
「この人何か違うね」
 宝生は彼を見てダイに言った。
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