第120話
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ている異種族の方達と比べると一際異彩を放っていますが、それもベアトリースさんの種族―――――”飛天魔”という種族独特の考え方によるものなのでしょうか……?」
「……言われてみればそうだな。メサイア達のリィンに対する接し方は様々だが、ベアトリースに関してはそのどれでもなく、リィンの事を仕えるべき”主”として敬い、自身は”リィンの家臣”として振舞っていたな。」
エマの疑問を聞いたラウラはベアトリースとのやり取りを思い返して同意した様子で呟いた。
「昨日の彼女との出会いの時にオリビエと少佐も説明したように”飛天魔”という種族は魔族の中でも相当な高位に当たる種族で、誇り高い種族であり『強き者に仕えることを信条としている種族』よ。単独戦闘は当然として、集団戦闘も得意とするまさに”戦闘のエキスパートの種族”と言っても過言ではないわ。」
「集団戦闘も得意としているってことは、まさか”指揮官”としても優れているって事なのかしら?」
シェラザードの説明を聞いてある部分が気になったサラは確認し
「まあな。とはいっても俺達が知っている”飛天魔”って言ったら大将軍さんだけだから、比較のしようがねぇがな。」
「ちなみにエヴリーヌちゃんが当時メンフィルの敵だった頃はファーミシルス大将軍閣下の指揮によって、その場にリウイ陛下達がかけつけてくるまで”時間稼ぎ”がした事があるような話も聞いた事があるよ。」
「ええっ!?」
「闇夜の眷属の中でも”最強”を誇るという”魔神”を相手にしても兵を指揮して”時間稼ぎ”ができるのだから、相当な使い手かつ指揮官だな……」
「その話はあくまで”空の覇者”自身の話でベアトリースの話ではないが………今までの話を整理すると”空の覇者”程ではないにしても、個人の武だけでなく指揮官としての能力にも優れ、更に忠誠心も篤い”家臣”をリィンは手に入れたということは確実だろうな。」
「ん……それとルシエルとかいう天使も、ユリーシャ達みたいにリィンに仕えている訳じゃないけどリィンに部下共々助けられた事でリィンに強い恩義を感じているようだから、部下の天使達共々リィンに対する信頼や敬意も高そうだったよね。」
「というか”魔弓将”が”メンフィルの敵”だった話や、その敵だった”魔弓将”が何でメンフィルの味方になったかの話も気になるよね〜。」
「あのな……今気にすべき所は”そこ”じゃないだろう?」
アガットとアネラスの話を聞いたエリオットとガイウスは驚き、真剣な表情で呟いたユーシスとフィーの言葉に続くように呟いたミリアムの言葉を聞いたマキアスは呆れた表情を浮かべた。
「………正直こんな事は言いたくないけど、今回の件で判明したリィンに協力するようになった新たな連中――――――ベアトリース達の
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