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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
水・着・勢・揃(後)
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ーラが溢れ出ていた。
「へっへっへ…聞こえるかマスク・ド・ルカン!貴様やキュア☆ドルフィンに倒されてきた者の"声"がよぉ!!」
『メカクレェ…メカクレェ…!!』
一個人の怨念が強過ぎる。
「さぁて、最後に言い残すことはあるか?俺様は優しいからキュア☆ドルフィンに伝えておいてやる。」
「あるわけ…ない!」
「そうか…なら死にやがれ!!」
ネオブラックバード様の蹴り。
ただの蹴りだがその威力は凄まじく、とっさに両腕をクロスさせガードきた弟くんは吹き飛び、無残にもバランスを崩し倒れてしまう。
「強い…!」
「マスク・ド・ルカン!これで終わりだァ!!」
フックがギラリと光り、ネオブラックバード様はこちらに向け走ってくる。
このままでは負ける。
そう思った時だ。
「待ちな…。」
一陣の風が吹く、
フックは、マスク・ド・ルカンの心臓を貫くことは無かった。
風と共に現れ、間に割って入った何者かがフックを掴んでそれを止めたからだ。
「お前…お前は!?」
「俺の名前は…仮面探偵、ジョーカー…。」
メキメキという音を立て、フックが握りつぶされる。
そう、ヒーローのピンチに駆けつけるのは、また別のヒーロー。
帽子を被り直し、マフラーをたなびかせる黒いスーツの男。
その名は仮面探偵ジョーカー。
正体は、
「えっ?」
「ま…まーちゃん!?!?!?!?」
俺だ。
「ウォラ!!」
回し蹴りでネオブラックバード様を退け、後ろにいるマスク・ド・ルカンに手を差し伸べる。
「大丈夫か。マスク・ド・ルカン。」
「すまない…ジョーカーと言ったか?」
彼を助け、俺達二人はこうして並び立つ。
「くそぉ…!ジョーカーだかなんだか知らねぇが今の俺には勝てるわけねぇ!二人まとめてあの世へ送ってやらぁ!!」
「さてな…あの世へ送られるのはどっちだか。」
そうして俺こと仮面探偵ジョーカーは黒髭を指さし
「さぁ、お前の罪を…数えな。」
ずっと前から言いたかった決めゼリフを言い放つのであった。
「罪なんぞ!数え切れないくらい侵してきたわァ!!」
「やるぞマスク・ド・ルカン。」
「しかし、今のブラックバードは…!」
「関係ねぇ。俺達二人が力を合わせれば、たかが怨念ごときなんともねぇよ。さぁ、ハードボイルドにキメるぜ…。」
互いに頷き、駆ける。
「野郎…!!たかがふたりごとき…!」
「探偵パンチ…!」
駆けながら腰の横にあるスロットを押すと、『マキシマムドライブ!』という音声と共に右手にエネルギー的なモノがたまる。
「行くぜマスク・ド・ルカン!」
「ああ!」
「お熱いの…かましてやるか!!」
ネオブラックバード様のパ
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