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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
水・着・勢・揃(後)
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数のそれはうねうねと不気味に動き、尚も数を増やし続けていく。
ねぇ、これ演技だよね?そうなんだよね?
よく知らんけど私情混じってないよね?
「墓場…か。なに、棺桶なら予約してあるさ…お前用のだがな。」
「……!!!!!!!!!」
マスク・ド・ルカンの煽りにプレラー・Tは声にならない声を上げ、触手に指示を出す。
「殺し尽くせぇぇぇぇ!!!!」
「フッ!」
叩きつけられる触手。
しかし彼は寸前で飛び、さらに襲い来る触手達に次々と飛び乗っていくでは無いか。
ギルガメッシュの言った通り、身体能力は格段に向上しているというわけだ。
「どうしたプレラー・T。私はここだぞ。」
「ンヌゥゥゥゥ!!!!!!」
もはや暴走に近いぞプレラー・T。いや、ジル。
こんな大変な事になるならマスク・ド・ルカンなんて出すんじゃなかったよ!!
…
あれ?
マスク・ド・ルカン出そうって言ったの誰だっけ?
「ジル殿!!もう少し落ち着こう!これあくまでショーだから!」
「お黙りなさい!!!そもそも私の目的は偶然の事故に見せ掛けマスク・ド・ルカンを葬る為!!この時を!どれほど待ちわびたか!!!!」
「コイツやべー事サラッと言いやがりましたなーーー!!!!逃げて弟くん!!こいつヤバすぎですぞ!!!!」
私情絡みまくってるわ。
ブラックバード様さすがに焦ってるわ。
「ならば…倒すまで!!」
しかし事情を知ったとてショーは中断しない。
皆思ったのだろう。あくまでこれをショーとして続行し、観客に満足してもらおうと。
「出禁の武蔵!!」
「はい?」
危機的状況を察してか、観客席の方にはいつの間にか大和が。
「こいつを使え!! 」
「えっ、なにこれ。」
投げ渡されたのは黄金の杯、聖杯。
…ではなく、それっぽく作られた作り物。
上には蓋がされており、それを開けると中からは湯気が
その中身とは
「うどん!?」
「そう、うどんだ。」
戸惑う武蔵、
だが彼女はヒロインショーにおける自らの設定を思い出した。
「ええ!そうだったわね!それじゃあ頂きます!!」
付属の割り箸を手に取り、暖かなうどんをすする。
するとどうだろうか、
「霊基再臨…だとォ!!!!!」
「なんだあれは…!まさか仙女様だったのかい!?」
星条旗ビキニではなく、白と青を基調とした水着へと変化。
得物もガンプレイドから、身の丈ほどもある細身の大剣へと変わった。
その格好はまさに北斎の言う通り、仙女を彷彿とさせた。
『あれぞまさに出禁の武蔵の究極形態!!うどんを食べることにより限定的にパワーアップするのだ!!!その名も!超出禁の武蔵!!!』
滅茶苦茶出禁くらったみてーな
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