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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章へと向かうその前に…
水・着・勢・揃(後)
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数分前のこと
「それじゃあ北斎さんの次は私ね。行ってくるわ!あなた!」
「ああ、行ってらっしゃいマリー。」
いってきますのキスを交わし、水着にチェンジしたマリーはご機嫌に舞台へと上がっていく。
しかし、途中で彼女は振り返ると、
「ねぇ、おっきー。」
「え?」
隅っこにいるおっきーに駆け寄り、優しく話しかける。
「どうしても出ないの?」
「で、出ないよ!水着になったら筋肉痛になるんだよ何故か!」
「そう…それはとても辛いのね。」
やはり一緒にステージに立ちたいのだろう。
マリーはおっきーを説得するつもりなのだろうかと思ったが。
「無理強いはしないわ。でもここに来た人達は絶対、あなたの登場を楽しみに待ってる。それだけは忘れないでいて。」
そういった無理矢理連れていくということはせず、それだけ言うとステージへと駆けて行った。
「…。」
「あんなん、出ろって言われたようなもんだよなぁ?おっきー。」
「マ、マリーちゃんに言われたって…!ひ、姫は出ないからね!絶対に!!」
「ふーん、そう。」
さて、これで水着サーヴァントは出切った。
後はおっきーが美しくトリを飾らなきゃいけないわけだが、それでも彼女は出ないと意志を固めている。
「この後シナリオ通りなら、刑部姫さんが出るんですよね?」
確認のためか、ステージを映す液晶を見ていた子ギルが俺に尋ねる。
「まぁ、そうっすね。あーでも実はその前にゲストがいまして…。」
「あぁ、そうなんですか。じゃあ面白くするためゲストもう1人増やしましょう。」
「…え?」
なんつったこのこどもスポンサー。
「シルク・ドゥ・ルカンにはジャンヌと対になるヒーローがいることを、探偵さんはご存知ですか?」
「なにそれしらない」
キュア☆おっきー以降、様々な水着サーヴァントが会場でデビューした事は知ってるが…
ヒーロー?
ということは男か?
「もしかして…」
「僕じゃありませんよ。水着ありませんし。でも今年こそは夏イベントで霊衣もらいたいですけどね。」
そういって子ギルは指をパチンと鳴らす。
王の財宝
(
ゲート・オブ・バビロン
)
伸びてきた鎖は
「えっ!?な、なに!?」
死んだ顔をしていた弟くんを拘束した。
「出番ですよ。」
「なんの!?」
「マスク・ド・ルカン。」
「!!!」
謎のワード、マスク・ド・ルカンを聞くと弟くんは顔色を変え猛烈に抵抗を始めた。
なんだよマスク・ド・ルカンって
「さぁ出番ですよ。お姉ちゃんの為に頑張りましょうか。」
変なマスクを取りだし、じりじりと近寄るギルガメッシュ。
その笑顔はとてもにこやかだった。
まだ子供なのに人の嫌がること好きな愉悦野
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