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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十三話 誰が強いの? 1
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さっきまでトボケていたアスカが、急に真面目な声を出す。

「え?」

何の事だか分からずにスバルがアスカを見た。

「隊長が問題を出したって事は、知っているオレがみんなに答えを教えるんじゃなくて、答えを知らないみんなが一生懸命考えて答えを出して欲しかったからじゃないか?」

「「「「「……」」」」」

この切り返しに、全員黙ってしまう。

「まあ、焦らず考えてみろよ。その方が、絶対良いって」

ヒラヒラろ手を振って、アスカはまたぼけらーっとする。

そこにヴィータがやってきた。

「おう、お前等。108行きだが、ちと先行しててくれ。訓練開始時間にはアタシも入ってるからな」

「あ、はい」

ティアナが答えると、言うだけ言ったヴィータはそそくさと立ち去って行った。

「まあ、クイズの答えは帰ってきたからだな」

空になった缶を、アスカはゴミ箱に放り込んだ。

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