第十話―撃破
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り囲む形だ。
「これで終わりだ!」
バッ!
ヒルゼンたちはそれぞれ少しばかり後ろに下がって距離を取り,ホルスターから取り出した手裏剣を四方から投げつける。
「食らえ!手裏剣……」
「くそ!いくら包囲してるからと言って,ただの手裏剣ごとき……!」
バッバッバッ!
「……影分身!!」
ヒルゼンが印を結ぶと,投げた手裏剣の数が更に何倍にも増える。
「!?なんだ,この数……!!」
グサッグサッグサッ!!
「ぐああぁぁっ!!」
〜〜〜〜〜
「終わりだ。」
「チッ!」
ガッ!
雲隠れの忍は,クナイを振り抜こうとしたダンゾウの手を直接つかんで攻撃を止める。
「確かにガード不可だが……こういう止め方はできるんだよ!」
「……さすが,お前自身の得意技でもあるからな。対処法も知ってるってわけか。」
「おうよ!こっちを抑えちまえば俺の攻撃も防がれねえ!」
雲隠れの忍は,ダンゾウの手を抑えている方とは反対側の手で雷遁を纏った剣を持ち,ダンゾウに向ける。
「こっちこそ,終わりにしてやるよ!」
剣を振り下ろそうとした,その時……
「……じゃあ,こういうのは知ってるか?」
「!?」
ダンゾウはクナイを持たない方の手で人差し指と中指を伸ばす。
「クナイを使う時より威力は落ちるが……」
「……!!まさか!素手でも風遁を……!」
「……風の刃は防ぐすべなし!」
ズバッ!!!
「!!!」
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